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【青祓】八候王についてその1~元ネタ編~ 

青の祓魔師で現在判明している八侯王は6人。

地の王:アマイモン
腐の王:アスタロト
水の王:エギュン
氣の王:アザゼル
火の王:イブリース
蟲の王:ベルゼブブ


残り2つに関しては現時点では不明。

◆「八候王」の元ネタ
アマイモンが登場する『術士アブラメリンの聖なる魔術の書』(またはアブラメリンの書)の8人の下位王子に含まれているのでそれが元ネタであることはほぼ確実だと思われます。
4人の上位王子はルキフェル、レビヤタン、サタン、ベリアル。
8人の下位王子はアスタロト、マゴト、アスモデウス、ベルゼブブ、オリエンス、パイモン、アリトン(エギュン)、アマイモン。
その中でオリエンス、パイモン、アリトン、アマイモンが四方を司る四大悪魔。

残りは青の祓魔師のみの創作設定であり、八候王<バール>という呼称もオリジナルです。
バールはバアルというセム系の嵐の神にしてソロモン72柱のブエルたる悪魔の名前でもありますが、そもそもはセム語で「主」という意味なので位を指す言葉として採用しているのも妥当だと思われます。

このうち青の祓魔師と共通するのはアスタロト、ベルゼブブ、アリトン(エギュン)、アマイモンです。


以下は個別に青祓版の元ネタ探し。

◆アマイモン
前述の『術士アブラメリンの聖なる魔術の書』に名前を連ねる悪魔。アマイモンとアリトンは、アレイスター・クロウリーの『777の書』ではそれぞれ地と水の属性が与えられている。
青祓での地の王という設定もそこから採用したのであると思われる。
また、七つの大罪で貪欲を司る悪魔マンモンやソロモン72柱のフクロウとオオカミと蛇が組み合わさった悪魔アモンとも同一視されることもある。
このアモンはエジプトにおいては最高神アメンが起源。
青祓版の「呼称は時代や国、進行によって千差万別であり、神と崇める地境も存在する」という記述もそこからきたのだろう。
もっともアメンは太陽神(といってもラーと習合後に与えられた性質であり、元々は「隠された神」であり不明な点も多のでアモンも過去や未来・人間関係を調整する悪魔と、あまり共通点はないが。
マンモンも、鳥の頭に金銭を司る悪魔と共通点は薄い。貪欲な性質くらいか。

◆アスタロト
カナンやフェニキアの豊穣の女神アシュトレトやアスタルテを起源とした悪魔で、ソロモン72柱では29柱の悪魔とされている。
大奥義書ではルシファー・ベルゼブブ・アスタロトが3人の支配者とされる。
右手に蛇を持ち竜にまたがる天使の姿で表される。
青祓版での腐の王という呼称は、吐く息が毒で非常に悪臭を放つ、という記述に基づくものであると思われる。

◆エギュン
アリトンはアブラメリンの書では北を司るとされ、またクロウリーは水の属性を与えている。
青祓版の水の王という設定もここからきたと思われる。
アリトンとエギュンを同一視したのはマグレガー・メイザース(1854-1918)であった。
また、エギン(Egin)とエギュン(Egyn-Egin)の名前の相似性については、拙blogの「ユリ・エギンカーチャンの謎。」 で指摘しました。
果たして関係アリなのか無関係なのかについては今後のエギュンの登場待ち。

◆アザゼル
ユダヤ教の天使および堕天使、悪魔の名前でヤギと関係づけられている。人間を監視する筈が人間と同棲してしまい、堕天させられたという言説あり。
「よんでますよ、アザゼルさん。の主人公もこのアザゼル。
中世の悪魔学では四大元素の風/気を司る悪魔ともされている。
青祓版の火の王という設定は多分ここから。

◆イブリース
イスラム教界におけるサタンです。
元ネタの方には火との関連性はあまりないが、火から創造された存在であることを示唆する記述あり。
青祓版の火の王という設定は多分ここから。
コーラン15勝26-50節と18章50節に記載される堕天使の伝承。
アッラーが火から天使を創造しその後土から人間を創造し、全ての天使にアダムに礼拝することを命じたところ、イブリースが「火から造られた優れた自分がなぜ土から造られた人間ごときに仕えなければならないのか」と反抗し、堕天させられます。
コーランは聖書・経典詠唱術で教える経典にも含まれているようです。(勝呂表紙の単行本5巻の中折りにも「聖書6」「コーラン10?」と書かれているノートが描かれている)

◆ベルゼブブ
有名な蠅の王です。セム系のバアル・ゼブブ由来の悪魔で、また多くの地獄の名士も参加する蠅の軍団を率い、蠅を従えるとも言われています。
青祓版での蟲の王という設定も、こういった蠅の王としての地位からきたものであると思われる。


その2・展開予想編に続きます。

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