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青祓テーマ考察②~奥村燐の選ぶ第三の道~ 

青祓テーマ考察②。

前回のメフィストの台詞の意味を踏まえて、青祓のテーマ考察として今度は奥村燐の目指す第三の道について考えてみます。

◆燐が選んだ第三の道

1巻1話「嗤う青焔魔」ではメフィストは
こういう。

「貴方に残されている選択肢は二つ 
『大人しく我々に殺される』か…
『我々を殺して逃げる』か…
おっと『自殺』という選択もありますな?」


メフィストは15年前から既にプランを立てていたのであり、そのために燐を藤本に預け育ててもらっていたのだから、カマかけであり本気で殺すつもりはなかったと思われます。
ただ、今みたいに塾に通わすことはなく処分したと見せかけこっそり炎の扱いだけを鍛えるつもりだったのではないかと思ってます。

それは置いといて、ここでこの台詞を当てはめると。

『大人しく我々に殺される』『自殺』は、どっちつかずのまま、「何も為さない」ことを選ぶ人間ルート。
『我々を殺して逃げる』は、世界を憎み否定する悪魔ルート。



けれども燐はどちらも選択しない。

「仲間にしろ!」と言う。茨の道だとメフィストは言うメフィストにこう答える。
「…俺はもう人間でも悪魔でもない…だったら 祓魔師になってやる!!」


これに似た台詞が4巻14話「賭」でも出てきます。

「このサタンの仔が虚無界の大魔王となるか!!
はたまた騎士團の…いや!物質界の救世主となるかを賭けるのです!!!!!」

騒然とする騎士團上層部。
燐は、「俺は武器でも魔王でも救世主でもねえ!!!奥村燐だ!!!!!」と言い放つ。

要するに人生に意義を見出すことを否定する悪魔でも、人生に意義を見出そうとするも諦め何もすることのできない大勢の人間ルートでもなく、第三の道を進もうというわけです。

彼が選択したのは、「奥村燐であること」


メフィストから見れば悪魔の力を持ちながら人間としての心を保ち、しかし大抵の人間と同じように葛藤したあげく結局何も為すことのできない人間ルートを選んだように見えるかもしれませんが、燐は人間ルートでなくあくまでも奥村燐の道を行きたいと思っているのでしょう。


ファウスト的に言えばファウストは契約で決められていた、「時よとどまれ、お前は美しい!」を言ってしまったことで悪魔メフィストフェレスに魂を渡すことになってしまいます。
けれども、彼は満足していた。利己的な快楽でなく、精神的な充足を得て天国に召されるのです。
これを青の祓魔師的に見ると、中道ゆえ病む人間でも、否定することに快楽を見出す悪魔でもなく、精神的に充足を得た人間としての第三の存在を目指す漫画、と解釈できそうです。

メフィストは二択の道でしか考えることができないが、燐はそうではない。


私の中では青の祓魔師の悪魔・メフィスト・フェレスは鋼の錬金術師でいう真理くんのようなポジションだと思います。

今のところメフィストが敷いたレールの上を走らされ彼の手の上で踊らされているような状況ですが、最終的にはそこから脱却してほしいですね。
ちょうど鋼の錬金術師の最終話で、既存で考え得る選択肢からでなく新たな解決法を見出し真理くんに勝ったエドのように、メフィストにも勝ってほしい。


青祓テーマ考察③~人生の意義~に続く。

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