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【漫画】デビルマンG感想・2巻―妖鳥シレーヌ復活篇― 

デビルマンG 2 (チャンピオンREDコミックス)デビルマンG 2 (チャンピオンREDコミックス)
(2013/02/20)
永井 豪

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2巻感想です。

原典では黙示録のための生贄に捧げられた美樹ちゃんが今作では第1話でミキちゃんが自ら魔女になるー!と、「明るく楽しい物語」「『デビルマン』と同じ材料で全く別の味がする料理である」というコンセプトの元、始まったデビルマンG。
2巻ではここでもデビルマンの宿敵・シレーヌとの戦いとその行く末を中心とした内容になっています。
1巻での作者コメントの通り、「明るく楽しい物語」。
原典のような陰鬱さやおどろおどろしさ、読む者の心を揺らすような恐怖感や壮大な美しさとはあえてベクトルを変えて、テンポ良い軽快な話になっています。
まずエロス表現からして元々の永井豪が描くものは暴力的で陰鬱なものが多いのに対し、こちらではあくまでもカラッとしているというか後を引かないというか。そして人死や残虐表現も多いには多いですが、こちらも本当にサラッと描いてサクッと死んでしまうというか。
デビルマンGの特徴として、「リメイク作品として以上にパロディ・オマージュ要素が非常に多く、なおかつほぼ違うニュアンスで挟まれパロディ的」「大量にキャラクターを登場させなおかつサクサクバンバンと落としていく」の二点があります。
当初からそういった調子なのですが、2巻はその特徴が色濃く出た気がします。
2巻では話を伸ばしようによってはまだ引っ張れる準レギュラーキャラクターが数名落とされます。
これには驚いた。
そしてパロディ的、というのは後述…w

しかしやはり出すデーモンも、原典の1コマ登場のモブでしかないようなヤツらに至るまで、あくまでも元ネタありのキャラを出すことにこだわるという徹底っぷり。
それでいて同じ内容にしないで違った内容にするというもので面白いです。

オリジナル部分も面白く、愛する者を守り弱き者を救うという未知の戦いと力のありようについて考えるアモンと、そのアモンが求める力としてのミキの存在が描かれています。アキラとミキの二人の関係もしっかりと。ミキの加護が必要なアモンと、悪魔の存在を認識し戦おうとする魔女、として二人が力を合わせて戦うシーンもありました。

以下続きにて本編の感想。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

作者コメント
コメントで語られる、シレーヌのこと。
カイムやアモンとの関係にまつわる後付け設定のために存在感を増すと共に恋愛体質のキャラクターになってきた感があります、とのこと。
うーん、40周年記念のリメイク作品という場でここまで言っちゃうの、って位の的確さ。
ネオ・デビルマンでも描く人が多かったなぁ。
「今回はそのへんを忘れて早々にご退場願おうと思ったのですが、しくじりました。反省」とのこと。

デビルマンGが始まる頃、原作者の永井先生も相当「憑かれた」かのように描いていたデビルマンをリメイクするのなら、高遠先生にも同じような現象も起こるのかなと思ってたんですよ。
実際高遠先生のインタビューを読む限り、途中やエンディングまでの道のりを最初からは想定しないでその場その場で思いつきで後付けしながら辻褄を合わせていくという永井豪先生のやり方まで踏襲してデビルマンGを連載しているようで…!
あえて逆をいきつつもどこかで原典デビルマンと同じになっちゃって、それでもやはり原典とは違うオリジナル展開になる。
そういう作者自身の意志や当初の予定ではコントロールしきれない部分が起こっていくのも見どころな、デビルマンG。
シレーヌの件もやはりみんなシレーヌ好きだよなぁ、とか恋愛にまつわる原典の呪縛から逃れられないんだなぁとか思いつつも、それでも高遠るい版のシレーヌは美しさも強さも上位でここで落ちるのはもったいない気がしていたので落ちずに済んでホッとしていたり。
「あのシーン」も、あくまでもアモンとの恋愛関係へと持っていくのをギリギリ回避しようとする作者の必死のハンドルのようにも思えたり。

改めて本編。

5話「未確認GIRL」
なんだこのシーン!!??いきなりのおいろけ…w
和久井さんは微乳かぁ。しかしこの人、部下4人殺されて逃げるわツバサを抱えて逃げようとするも捕まるって尋問受けるわ更にシレーヌには使い捨ての武器扱いされてアモンに殺されるわでツイてない感がします。
漫画からしてワグレグはお気に入りデーモンで、今作でも女性なのに男口調でカワイイと思っていたので真っ先に退場になっちゃってちょいさみしす。
その代わり回想に出てきたのはうれしい。しかし、回想でスポブラ&処女設定をバラされるとは…w
漫画のサイコジェニーの精神攻撃のシーンで出てきたザン、今回は回想の中の故人(悪魔)設定か。シレーヌとの宿敵の関係としては明確。
退場しちゃうワグレグさん、股から鉤爪が生えてきて手足を鉤爪にしてシレーヌのロケットパンチに見立てるかー。
こちらは多分オリジナルだと思うけど、相変わらずエロスとグロの混じった奇想のデザインだよなぁ。
ツバサ&ミキがちちくりあうシーンは最初「なんだこれw」と思ったんですが、かなーり後になって「空飛ぶマジンガーZ」の歌詞パロディだと知りましたね。なるほどー…てか、こうアレンジするとかこの流れに入れるとかいう発想が凄いよ!
チャコはアニメのキャラとはきいているけど、児童向けに作られたアニメのキャラをすっぽんぽんまで描いちゃうとは。
しかしこの人の描く絶望顔はスゴいですね。
あれ、黒猫が漫画の蝙蝠猫じゃない…?読んだ2月の時点ではまだアニメ未視聴で、秋に無理くり時間を取って視聴しました。ゾルドバやジャコンも、かなりアニメのタッチを残してるんすね。
つか他のアニメ由来のデーモンがほぼ全て名前をちょっと変えてたりしてる中、ジャコンだけアニメと同じ名前なのか。

6話「Cry for the moon」
前話の「アグウェルに囚われたチャコとヒロインミキ!夜の学校を舞台に、アモンとツバサは彼女らを助け出せるのか!」というワクワクする引き、しかし女生徒の顔がアヘ顔で助からない感がします。相変わらずのエログロバイオレンス。
しかし原典では割とすぐにやられたアグウェルと打って変わってこのアグウェル、イケメンなせいか一筋縄じゃいかないオーラが出てるな。7人の女生徒の肉団子からシレーヌの複製体が降臨するシーンはベルセルクのスランを思い出す。ガッツが倒したトロールの腸を依代に幽体をつくって、ガッツvsスランを繰り広げたシーンね。

複製体

かくしてシレーヌ戦キタアアアアアアアアアアアアアア!!
待ってました。しかし実質的な戦闘はたった8ページだけなんですよね。それでいてこの密度。
このテンポは、同じく大好きな漫画・鋼の錬金術師に近いものを感じる。あまり回をまたがない、話の大半を占めるような戦闘にしない、ちょいちょい考察や解説・ドラマ・コミカルなシーンを挟むとか、ページ全体における戦闘シーンのページ配分とか。

感想シレーヌ2

しかしこの戦闘シーンは本当にカッコイイ。様々なアングルで描かれたポーズでダイナミックで描かれて、見やすいわかりやすい。
高遠版のシレーヌは脚も外せるのか。しかも手足だけでなく本体部分もジェット噴射まで。
必殺技の絵面がカッコイイ。

…はい。さぁーて、ここから2巻最大の見どころにして問題シーン。
初読時のテンションでお届けします。

空中フ〇ック

逆レ〇プーーーーーーー!!!???「激マン!」の空中フ〇ックをパロりやがったwwwwwwwwwwwwww

いやーしかし、そんな所までパロるとは思っていなかった…w
でも一応、デビルマンGのシレーヌにとってアモンはあくまでも「宿敵」であって、恋愛感情の対象ではないんですね。
実際このシーンがアモンとシレーヌの恋愛関係描写の回避的な作用を果たしたのか、この後も殆ど出てきません。
それでもシレーヌと恋愛は切っても切り離せなかったのか、向かう対象はーーー?っと、これは3巻以降の話。

7話「傷だらけのツバサ」

感想アモン

敗北に苦悩するアモン。デーモンの世界のような単純な弱肉強食でなく、愛する者を守り救うという、戦い。勿論難易度も上がる上未知ゆえに己の弱さや力不足を痛感する。
ここでも、やはりデビルマンGがアキラ/アモンとミキの関係にスポットが当たってるのがいいですね。
愛する者>力で。ミキやその周辺、自分に近い人間から守っていくための力・ミキと一緒に振るう力ーーーと、「力」の使い道、その辺の変化が描かれているのが個人的に好きです。

一方、さらわれたツバサ…うっわ、これまたギリギリな拷問シーン。
ツバサの回想で飛鳥父出た!
ツバサの過去…おおう、重い。シレーヌが人間を「おまえを苦しめた醜い生物」と呼んでいた理由が明かされました、
しかしこんだけの過去を持ちながらも人間に対する憎しみが全然なく、シレーヌとの合体を拒む精神力の強さを見せつけたというのが長く謎でした、これは最終回の一つ前で提示された新事実に対するもろもろの解釈や考察で「こうだったのかも」というのがあるんですがそれはまた5巻が出てから。
そしてアキラは漫画と違う形で悪魔化したものの、サバトをこう拾うか!
さて、この巻の第二の見どころは和久井さんの秘密でしょうか…w
「わたしはその…経験が…ないんだ」ほほう和久井さんは処女…下のコマでネムが3Pしたりサッちゃんまでノッたりしているのと好対照。あ、ヱバインの人間もおるやん。
かくして、ツバサのトラウマを思い出させるような流れの中でシレーヌ魔団と100人の生贄との「接触」。
3人組は知らないようだったけど吾河シローと千田マリは知っていて参加していたのはなぜだろう。
「長きにわたる同調の結果耐性がついて接触に失敗」という設定は面白い。

8話「REBIRTH~女神転生~」
アニソン縛りのサブタイ、今回はデビルマンレディーのEDかー。アニメデビルマンと並行しながらマラソンしてたんですが名曲。
やっぱりデビルマンGのミキちゃんはアクティブ。流血の世界にミキちゃんを巻き込みたくないアモンに対して、自分が召喚者でありアモンの力を存分に出すには自分の加護が必要だからと自分も戦いに赴く。
やっぱりヒロインが物語上大きいポジションにいるのは良いです。

「それでこそ――悪魔(オレ)惚れた人間(オンナ)だっっ」

アモンとミキ2400


デビルマンGの名シーン!!
1巻や2巻冒頭では人質に取られたりしていたミキちゃんが、アモンの背に乗って一緒に戦っちゃいます。
マジンガーZのパイルダーっぽくも見える。
さすがにここまで巨大な強敵が相手ではアモンでもすぐには倒せない、ということで文字通り「地獄の底へ」ミキをつきあわせちゃうアモン、尻尾SUGEEEEEE!
ラミゲドルがデーモンで登場、ときてあのデーモン総攻撃のアイツだー!!(2月の時点ではインクルージェントの名前を知らなかった)

シレーヌを倒して、アキラ・ミキ・ツバサ・雷沼が悪魔vs人類の戦いに乗り出すー!?と見せかけてあの展開かー。
自分の味方で、父・雷沼を助け守ってくれるはずのアキラが父を殺すという絶望を突いて復活。なるほど。予告はそういうことか。最初、てかてかおっぱいはあんま好きじゃないから白シレーヌの方が良かったなーと思ってたんですが、慣れるとこれはこれでアリな気がしました。

アグウェル、シレーヌに完全に忠実とはいえない面を見せる彼。
もし長期連載を想定しての話のつくりにしようと思えば、シレーヌ編を1-2巻の1冊半といわず数冊にもまたいで描くこともできただろう。
そして完全にシレーヌに忠実とはいえないアグウェルとのあれこれ…という話も書こうと思えば、書けたかもしれない。
けど実際には雷沼とアグウェルとツバサがサクッと落ちて、かくしてシレーヌ編は完結。和久井さんも死んじゃったし。
うーん、さすがの思いきりの良さ。シレーヌを生かしたのはサクサク落とす中で珍しいと思うけど、高遠版のシレーヌが気に入ったのでまだ活躍が見れる、とホッとした面はあります。
そしてツバサの方は、これで退場になった模様

青シレーヌ


8.5話「Wake up your heart」
遊戯王GXの曲!
ジンメンといい、ロスシードといい、人間形態とデーモン形態が全然違うのがちらほら。
今回はロスシードだー!必殺技の名前までついた。
原典では、股間に顔がついているという、西洋の悪魔のビジュアルの系譜を継ぎながらも現代の世において描けるかというと生理的に忌避してしまいそうな異形のデザイン、首から蛇を噴射する不気味で気持ち悪い演出が印象的なデーモンでした、たいして強くなかったけど。
描き文字や蛇のタッチまで、永井豪タッチに似せてるんですね。顔の描き方はまたちょっと違うけど。
金的をくらわした!と思ったら股間に顔が付いてて足を噛みつかれてしまう、という演出がイイです。
そこに出てきたアキラ、ことアモン。
股間に顔がついているのを利用して、口に拳をつっこみ内臓を引きずり出すというグロ描写が個人的に好き。
マサミよ、食われる妄想でその顔はなんだ!?笑チャンピオン読者に向けての紹介のターン。
しかしこのシーンのアキラ、マサミを助けた?と思ったらデーモン化させちゃってるんですねえ…この時期は人間を助けるより他のデーモンを狩るのがメインだったんでしょうけど。

予告には「悪魔族元老院(セナトゥス・デアボリ)」という知らない名前に、処刑命令ときてwktk感あり。しかしその刺客がまさかアイツだったとは…w

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2巻の悪魔&人物一覧、元ネタ比較検証はこちら。

【漫画】デビルマンGに登場する悪魔&人物一覧・2巻
【漫画】デビルマンG元ネタ比較検証―2巻・妖鳥シレーヌ復活篇―

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コメント:

はじめまして。デビGを検索してたどり着きました。
元ネタ解説ありがたいです!
確かにKC版には恋愛要素なかったのにどんどん濃くなりましたよね。
明後日発売のREDで最終回を迎えるのかと思うと楽しみでもあり悲しくもあり。長文失礼いたしました。四巻感想も楽しみにしています。

当blogに訪問してくださっただけでなくコメントまで残してくださりありがとうございます。
私も19日のREDが待ち遠しくて仕方がありませんでした、間に合いませんでしたが引き続き4巻の方も作成いたしますー

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