スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

【諸星】諸星大二郎原画展 

諸星大二郎原画展

・2013/11/15-20:諸星大二郎 原画展

諸星大二郎原画展

ついに開幕!そして今日が最終日。諸星大二郎原画展には2回、計4時間堪能してきました。

とにかく凄い。感動すらしました。
見どころは沢山あるんですが、個人的には(自分ひとりだけではなく多くの人もそうだろうが)コレ。

DSC_3016.jpg


大き目サイズの生原稿での「失楽園」のララの色気が半端じゃない。

あと白黒原稿の修正が少ない!線が緻密!グラデーションが綺麗!塗りにも工夫がこらされてる!

銀座のスパンアートギャラリーや京都国際漫画ミュージアムでも20点規模の原画展をやっていましたが、今回は200点を超える規模、白黒の生原稿も展示されるという充実っぷり。

-------------------------------------------------------------
・モロ☆先生自身作成の会場レイアウト図
・サイン色紙
・白黒原稿
・カラーイラスト
・切り絵、消し判、内輪、陋巷に在りのイラスト
-------------------------------------------------------------

白黒原稿は「生物都市」「貞操号の遭難」「失楽園」「アダムの肋骨」「暗黒神話」「孔子暗黒伝」「漁師とおかみさん」「妖怪ハンター」「西遊妖猿伝」。

-------------------------------------------------------------
「生物都市」………扉、船長が語るイオの住民との接触 (計6枚)
「貞操号の遭難」…扉、リサと夜咲サボテン、大コマ、マリの「北の谷の洞穴…」(計6枚)
「失楽園」………地獄篇・天堂篇の扉、冒頭のララとダン、老人とダンの旅、レーテの町の門、ダンとリーチャと町の心(計10枚)
「アダムの肋骨」…冒頭、ハーピーに主人公が襲われるシーン~最後(6枚?)
「暗黒神話」…地獄の章、餓鬼を引き連れる武とそれをおう菊池彦一味、見つかる所からスサノオの神像出現、暴悪大笑面の馬頭観音が餓鬼を地獄に落とすシーン、天の章の曼荼羅(6枚)
「孔子暗黒伝」……仏陀入滅、仏陀登場~死亡~カーリー寺院(12枚)
「漁師とおかみさん」…ほぼ全部?
「妖怪ハンター」…ヒトニグサ
「西遊妖猿伝」…第一回、冒頭から悟空が野女が自分の母ではないかと尋ねる所まで。(16枚?)
「うつぼ舟の女」…扉、地蔵いっぱいの絵
「天神さま」
-------------------------------------------------------------

白黒原稿、とにかく凄かった…。傑作の名シーンが多かった。
生物都市の機械と人が混ざっている絵や幻想的なイオの光景もあったし、失楽園はララの色気がヤバいし(何度でも言うさ)リーチャとの会話シーンの夜景も綺麗だし、アダムの肋骨はタイトルの意味が分かるシーンだし、暗黒神話は地獄のシーンあるし、孔子暗黒伝は仏陀のシーンだし。

これでもし、生原稿のデカいサイズで56億7千万年後の地球の太陽と暗黒星雲を見せつけられてたら卒倒してたよ!w あれはさすがに破壊力がありすぎてね。

しかし修正の跡の少なさには驚かされた。漫画的表現としてトーンの上にホワイトを塗ったりちょっとは修正しても、全体的には少ない。独特の線だし、時には筆で主線を引いてるのに少ないということは頭の中で大体イメージが固まっててそれを表現できちゃうということなのだろうか。凄すぎる。
しかも孔子暗黒伝で仏陀が死ぬシーンがあるんですね。
このシーンがネガの絵なんですが、原稿で最初からネガで描かれてたんですね。ビックリ。
しかもこれも葉っぱの光と影用にホワイトを使ってる以外ほぼ修正なし、
相当のセンスだと思います。
あと失楽園は、老人とダンが旅するシーンの空と雲がいわし雲っぽかったりと印象的だったんですが、原稿ではこのように描かれていたのかー、と。
修正といえば「地獄篇」の扉が最初、「失楽園」の文字にも線を入れていたのを見づらいと判断したのか消した跡がありました。あと菊池彦が仏像に手をかけているのが、元々かけていなかったのを修正して書き直した跡があったり。こういうのも生原稿の魅力ですね。

孔子暗黒伝
暗黒神話


カラーイラストはアダムの肋骨の初期イメージイラスト、失楽園、不安の立像表紙、夢みる機械表紙、サンコミ夢みる機械、地獄の戦士、コンプレックス・シティ、JCとJSA両方で暗黒神話・孔子暗黒伝表紙、海神記、マッドメン、光文社砂の巨人、夢の木の下で表紙、私家版鳥類&魚類図譜表紙、鳥類の口絵・鵬の墜落、方舟が来た日、バイオの黙示録の扉2枚・表紙、闇の鶯表紙、栞と紙魚子(生首事件、夜の魚、百物語、文庫1、2表紙)、Gの日記、スノウホワイト、妖怪ハンター(地/天の巻、天孫降臨黄泉からの声、六福神、魔障ヶ岳、美加と境界の神)、それは時に少女の姿となりて、諸怪志異7枚、西遊妖猿伝13愛、小説絵、屈む怪物、悟空とサル、自選短編集表紙2枚、陋巷に在り6枚、少女としゃれこうべ、縄文少女、リンゴのタルト、竹青、まどろむ家、海の女。

カラーイラストが凄い。孔子暗黒伝の赤気篇、クリアカバーがかけられてたけど保存のためなのかな。カーリー女神神像の赤と紺色のバランスが凄い…!そして暗黒神話の1巻がすげー綺麗でヤバイ。遺跡の壁に竹内老人・弟橘姫・菊池彦・隼人、とメインキャラクターが集合しているのですが、このようなイメージとしての絵を思いつきそしてモノクロでもカラーでも表現しちゃうという。このJC版表紙の3枚、かなり小さかったのには驚きました。
ところでこの3枚、確か画集には収録されていなかった筈。なので原画で見れて満足。

私家版鳥類図譜は、鵬の飛翔や墜落が風を巻き起こし大気を巻き込む様まで描かれているのがいいですね。しかし、この口絵、はるか彼方に薄青くぼんやりと見える鵬の姿でその巨大さを想像させなおかつ更に彼方に見える「塔に飛ぶ鳥」の塔という形を取った世界を描くことで、その鵬の飛翔を許す塔の巨大さを思わせるというのが凄いなぁ。単行本1冊の内容をまるまる凝縮した一枚絵。
同じような点なら、スノウホワイトも内容を知らずに表紙を見て、全部読んでから表紙を見返してみると楽しい絵です。
こっちも収録されてなかった筈。

西遊妖猿伝3
西遊妖猿伝
バイオの黙示録

とにかく線が緻密、特にそれが出ているのが方舟が来た日、ジャンプスーパーエース版暗黒神話&孔子暗黒伝、そして西遊妖猿伝でした。
線も筆で描いてるんですが、原画サイズでもかなり細いんですね、それがかすれたり歪んだりしないでしっかり引かれてる。
その上グラデーションも美しいのです、特に夢の木の下でやバイオの黙示録の赤紫と紺色と黄色とピンクの混ざった空の色が、寂寥感も覚えさせるような色でいいんですよね。

緻密さで最高峰なのは西遊妖猿伝。特に瀑布の絵が、ダイナミックさと緻密さという両立困難なものが同居していいんですよね。飛び散るしぶきの白プーも、絵の順番に注意されてます。
やっぱり地湧夫人の衣装の書き込みが素晴らしい。
海神記の原画はどれもでかい!荒れた灰色の空、荒れた海の表現が凄い。マッドメンは密林の闇の深さと、パプワニューギニアの鮮やかな恰好をしたコドワ・ナミコの対比にはっとさせられますよね。

自選短編集の汝、神になれ鬼になれと彼方よりの絵のサイズが凄くでかい。

切り絵のやついいなぁ。そしてグッズも関連書籍もいっぱい。原画を見たテンションでバカ買いしてしまった。
無支奇や通臂公のトートバッグなんて、街中で持ち歩くのがためらわれるアレだと思いつつ結局両方買っちゃったよ。クリアファイルも好きな絵があっていい。

DSC_3017.jpg

カオカオ様のTシャツもあるよ。

カオカオ様


関連記事
スポンサーサイト

コメント:

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック:

この記事のトラックバック URL
http://niccisacci.blog.fc2.com/tb.php/294-0d7850e6

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。