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【銀匙】銀の匙単行本3巻感想 

銀の匙 Silver Spoon 3 銀のスプーンつき特別版 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon 3 銀のスプーンつき特別版 (少年サンデーコミックス)
(2012/04/18)
荒川 弘 商品詳細を見る

家畜への愛情について考えてアキとの距離が縮まって破天荒な兄貴が襲来してバイトの最後の最後で痛恨のミスをかまして戻った寮で同期(+豚)の夏休みデビューに驚愕として夏祭りに行って誤解から吉野との不純異性交遊を噂されてそしてついに豚丼が出荷される-…の巻。

限定版のスプーンがかわいかった。結構重い。それとCMで知ったけど3巻発売で250万部突破かー


以下続きにて。


引き続き夏の巻続行(⑩で終わらなかった)、前半がアキの実家でのバイト、後半が寮に戻った後の残りの夏休みという感じです。ついにアキの悩みが「本当は馬関係の職に就きたいが家を継がなければならないこと」であり、また「八軒は馬みたい→馬は臆病で繊細で仲間思い」と明かされました。でも、アキが自分の進路について家族に打ち明ける展開はまだまだ先になりそうなので、この件については保留になった模様…八軒は本当にいい奴だなぁ。後半はいよいよ迫る豚丼出荷に際し、悶々と思い悩みます。

この回初登場なのが、勇吾の兄・八軒慎吾

DSC_0547.png

なんというか、キャラ的にもやしもんの沢木のにーちゃんそっくり。性格は社交的かつ破天荒、中学で伸び悩みランクを下げてエゾノーに入学した弟に対して東大に入りながらも「たいした事ない」と言ってやめ、ラーメン屋になる…というキャラなので八軒は苦手意識を持っとります。

八軒の「挫折した人間のライフゲージを根こそぎ持ってく」…これは分かるわー優秀な人間が才能に合ってないことをしてると「勿体ない」と思ってしまうわけですが、慎吾兄貴は半ば行きあたりばったりでひょうひょうとしていて、かつせっかくの実績にもなんの執着なくそう言い切れるキャラなので…
ただし東大卒という肩書きを捨ててまでラーメン屋になったものの料理の腕が壊滅的、と致命的なまでに実力が伴っていないのですが、それでも飄々としているのはある意味すごい苦笑 どれくらいかというと飢えたケダモノ(エゾノー生)の快進撃をとめるぐらい。

実力はあるが夢のない八軒、
夢はあるが弱点が壁となっている相川、
ひとつ決めたらつっぱしるが実力皆無でむしろ迷惑をかけるレベルの兄貴…

どれが一番いいだろうか?


そしてこれまでちゃっちゃと進んでいたバイト終わり間際にして、タンクにホースをつなぎ忘れ牛乳がたれ流しになってしまい500L 4万円分の損失を出してしまうという痛恨のミス…
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ここちょっと胃が痛くなる。働くということは自分が報酬を貰うためにそれに見合った労働をする、つまり相手が報酬を出せる分の利益を上げる必要があるわけで、むしろ損害を出してしまうとなると…ウワァァァ 救いといえば、御影家のものは誰も怒ってないことだろか。一度はバイト代受け取りを拒否したものの、結局受け取りそのお金の使い方に頭をめぐらせます。


一方寮では、2名(+数匹)が衝撃的な夏休みデビューを…
yasetamako (1) ginsajitokiwa (1)

痩せタマコの衝撃!!

トリミングすれば美人と言われ、兄貴とオカンが美人だった彼女ですが、明らかにオカン以上、銀匙いや荒川漫画でもトップクラスの美少女ではなかろうか。本人夏バテと申しておりますが、ついこの間まで八軒と一緒にいたのに短期間で痩せたとでもいうのか…!? それと美少女なんですが、女子の中でも小柄なんですね。
当然すぐに戻りましたがな!
常盤は金全部使ってよくある夏休みデビューを果たす…ものの、エゾノーは厳しいらしく坊主にされた上強制労働に…常盤はおバカな所がいいキャラw

それぞれの夏休みといえば、同室のオタク・西川のくだりは爆笑しました。
nishikawa.png

北海道→ビッグサイトに遠征し、アキん家に泊まりながらも関係がなかなか進展しなかった八軒を憐れみ抱きまくらをよこそうとする西川…w 彼のこういう飄々とオタクってる所が好きです。

大川「自分に合った仕事に就くってのはもちろん格好良いけどさ、自分を仕事に合わせるってのも有りだと思うんだ。ほら、馬と人間の関係みたいにさ。」
中島「自分に合った馬に乗るのは楽でいいですけど、馬の個性に自分を合わせていく乗り方も面白いですよ。」


銀の匙のサンデー連載のきっかけとして、アンケートで中高生が関心を持つことが進路という結果が出たことがあったと述べられてましたが、この台詞もそういう面が出ていると思いました。自分に合った仕事・天職に就けるのはごく僅かなわけで、八軒が自分は全然しらなかった酪農の世界に身を投じたように、むしろ自分を向こうに合わせていきその中で楽しさ・やりがいを見出していくことも大事と。これは身につまされる。

そんなエゾノーの異分子八軒の存在が、周りに影響を与えていることもこの巻で言及されます。
「価値観の違う物が混ざれば群れは進化する。」

今まで流されてきたから自分で考え選び、自分の答えを出したいと自ら苦行の道を進む八軒のドMっぷりで、豚丼をめぐり、人が家畜を育てて食べるというテーゼに対して、当たり前だと思っていたメンバーも考えるようになる。銀匙はどっちかってと周りに八軒がカルチャーショックを受けたり教えられたりする描写が多かったからこういう描写が出ると「おおっ」てなるよ!似たような人同士が集まり、よく知っているものを扱うことはそれほど苦しまずに済む代わりに発展はないけれど、逆に違う人同士が集まり未知のものや解決困難な問題を考えることは苦しみを伴う代わりに、大きな発展があるのだろうと思う。

「当たり前だと思い込んでいたものを一度きちんと捉え直すのも大事だな、って。
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しかしこの豚丼をめぐるやりとりで常盤が誤解し、不純異性交遊の噂が…すぐに晴れたものの、常盤よそれは獣○だ。そして八軒に気があるそぶりを見せたことのないアキちゃんが見せた動揺のそぶり!
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いよいよ訪れる、豚丼出荷の時八軒は、ついに金の使い道を見出す。ペットして飼うのではなく、「豚肉として」買い取るとー…その話をきいた先生が、家畜の屠殺のDVD視聴を授業に組み込んだりしました。高校生には刺激が強いのでは。豚丼をかわいがっていた八軒にとっては、豚丼はこういう風に殺され解体されることを知り、そしてそういう運命の元育てたのは自分たちであることを自覚せざるを得ないと思うのですが、それでも面と向かって向かい合いたかったんだろうなと思います。
ginsajiketsui (1)


おまけ。経産牛と未経産牛から連想するオカンっぱいとアキっぱい。ここも噴いたシーンです。ある意味健全な男子!

ginsaji.png



詳細な感想はこちら。

18話夏の巻⑧
19話夏の巻⑨
20話夏の巻⑩
21話夏の巻⑪
22話夏の巻⑫
23話夏の巻⑬
24話夏の巻⑭
25話夏の巻⑮
26話夏の巻⑯
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