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【特集】漫画の中の食人描写3・「自分を喰う」「亜人を喰う」「人肉料理」編 

今回のテーマは「漫画の中の食人描写」です。

第3弾は、自分で自分の肉を喰ったり、人間が人間もどきを喰ったり、また人肉料理が登場したりするような漫画を取り上げます。

寄生獣赤

これで漫画の中の食人描写シリーズは終わりです。

タブーとされる食人、実際食人を取り上げる漫画はどのくらいあるのか?と思ったので、手持ちの漫画や姉の漫画など読んだことがある範囲内で総力特集。

1、漫画の中の食人描写1・「人が人を喰う」編
2、漫画の中の食人描写2・「怪人が人を喰う」編
3、漫画の中の食人描写3・「自分を喰う」「亜人を喰う」「人肉料理」編

の3本立てです。

適宜作品や画像を追加していきます。
未読のものや忘れているものなどあると思いますので、拍手コメントなどで教えていただけると助かります。

記事の性質上、また該当シーンの画像を作品ごとに掲載しているので猟奇的な内容を含みます。また、ストーリーのネタバレとなっているのでご注意ください。
また、人を喰う妖怪や怪物。ゾンビなども含めるとキリがないので、「人か殆ど人の姿をしている、高等な知能を持った生物」を基準としています。


続きにて展開。

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【自分自身を食べる】

◆高橋葉介「猟奇博士"崖の上病棟"」(『怪談』収録)全18P(短)
院長

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:◎

崖の上病棟
「猟奇博士"崖の上病棟"」文庫版『怪談』p.288

奇妙な患者や職員ばかりの病院の奇妙なひとり。
婦長から「過食症の気味がある」と言われる院長はのっけから死体置き場から自分の患者の死体をかっぱらって喰い、しまいには自分自身を食べて胃袋だけになってしまっている。


◆尾田栄一郎「ONE PIECE」
ゼフ

【主題度】:★
【猟奇度】:★
【直接描写】:×
ゼフの海賊船が遭難し、ねずみ返しになっている島に打ち上げられたゼフはサンジに全ての食糧を渡し、自分自身は片足を落としてそれを喰い生き延びる。
直接描写はなし。
アニメ版では沈んだ船の残骸に足を挟んでしまい脱出のために切断したという設定に差し替えられた。

◆冨樫義博『HUNTER×HUNTER』
ヒソカ

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:◎
H×Hヒソカ候補2
『HUNTER×HUNTER』第53話「ダブル」p.177

天空闘技場編のカストロ戦において、カストロに対する心理的攻撃の一環として切り落とされた自分の腕の一部を喰ってみせるなど常軌を逸したパフォーマンスをした。

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【人が人に準じるものを喰う】

◆手塚治虫「火の鳥」宇宙編
牧村→ラダ

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:◎
火の鳥
『火の鳥』宇宙編p.115

牧村が立体映像で映し出された地球人の女の声にまどわされて、妻として迎えたはずの鳥人型宇宙人・フレミル人の少女ラダを殺して足を喰う。

◆手塚治虫『鳥人大系』第15章「赤嘴党」全1巻(長)
食肉部族鳥人→小鳥族鳥人

【主題度】:★★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:◎
DSC_0674.png
鳥人大2
『鳥人大系』第15章「赤嘴党」P.266,P.270

人類に変わり鳥類が高等生物の座を獲得した鳥人社会も、人類と同じ堕落の道を進んでいく。元々鳥類だったゆえの社会問題も発生しこれもその一つ。同じ鳥類でありながらも捕食者である猛禽と被捕食者である小鳥の関係と本能を封印し平等な社会を形成していたが、猛禽の本能には抗えず法律の目をかいくぐって食料用に卵を売買する、小鳥族を喰うことを嗜む赤嘴党の活動が現れる。警察官としてそれを取り締まるはずだったモッズも、妻が赤嘴党の一員と知り愕然、また自分も本能には抗えず…。
人間ではないしまた元々猛禽は小鳥を食う関係であるが、同じ言語・思想体系を共有するようになるほどに発達しそれをタブー化した社会においてそのような行為をすることは鳥人にとっての「カニバリズム」といえる。


◆山岸凉子「屍鬼〈グール〉」
【主題度】:★★★★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:◎
グール
「屍鬼〈グール〉」『山岸凉子スペシャルセレクション 私の人形は良い人形』p.215

無人島にいる二人の男女。果物はあるが肉はない。実は二人は死んでいて、自分あるいは相手の体を食べては食べられた部分が再生し、また食べる…を繰り返していく存在になってしまったのだと女は語る。女がいきなり腕に食い付きそのまま引きちぎって食べてしまうシーンはインパクトがある。


◆伊藤潤二『うずまき』
人→ヒトマイマイ

【主題度】:★
【猟奇度】:★★
【直接描写】:◎

うずまき (2)
『うずまき』3巻第15話「混沌」p.88

うずまきの呪いによりカタツムリ化した人間であるヒトマイマイを喰う。
ヒトマイマイは人間サイズ。結構うまいらしい。
このヒトマイマイのビジュアルが最高に気持ちが悪い!


◆諸星大二郎「ヒトニグサ」(妖怪ハンター)
嘉一→ヒトニグサ

【主題度】:★★
【猟奇度】:★
【直接描写】:×
ヒトニグサ

とある地方では昔飢饉が起こった時、僧侶が自分の肉を村人に喰わせ、その死体からヒトニグサが生えたといういいつたえがある。食べ過ぎると正気を失うらしく嘉一は狂ったようにヒトニグサを食べていた。バタバタ言ってるのが気持ち悪い。


◆諸星大二郎「妖鯉」(諸怪志異)
金→聶

【主題度】:★★
【猟奇度】:★★★★
【直接描写】:◎
諸怪志異

池を奪われた男が殺され、巨大な鯉に化けて食べられることによって復讐を果たす。
周りの眼には狂ったように鯉を食べているように見えるが、この世ならざるものが見える阿鬼によると殺された男の死体を食べているのだという。
その後食べた男が周りを惨殺していく。自分で顔をそぎ落とすと、殺された男の顔が…というシーンも怖い。


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【人肉料理】

◆諸星大二郎「本を読む幽霊」『栞と紙魚子』全18p(短)
鴻鳥和子→友子、栞(未遂)

【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★★
【直接描写】:×

本を読む幽霊
「本を読む幽霊」『栞と紙魚子』文庫版1巻p.223

鴻鳥家の美食家な奥方が発狂して「陳氏菜経」最後のページの人肉料理に手を出して娘を殺して人肉料理を作ってしまう。
2人が幽霊と化した後も、屋敷に入った栞が危うく料理されそうになる。
なお、娘の幽霊に憑依された鴻鳥友子(殺された友子と同じ名前の現代の少女)は準レギュラーとなり、その後もちょくちょく人肉料理を作ろうとする。


◆諸星大二郎「奇妙なレストラン」全5p(短)
客→客

【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★
【直接描写】:△
奇妙なレストラン
『諸星大二郎ナンセンスギャグ短編集 妙の巻』p.5

出ていく客が一人もいないレストランの正体は、前の客を料理として出し、また食べた客が次の料理になっていく…というレストランだった。
前の客の頭が料理として出てくるが、ナンセンスギャグ漫画なのでそこまでグロくない。

◆諸星大二郎「客船セント・ピーター号の昼食会・またはスミスさんの死」全5p
【主題度】:★★★★★
【衝撃度】:★
【直接描写】:×
セント・ピーター
『諸星大二郎ナンセンスギャグ短編集 妙の巻』p.17

難破してしまった客船セント・ピーター号では2週間ぶりのまともな料理。
乗客は亡きスミス氏の冥福を祈りながら昼食を待つが、その料理はスミスさん本人。

◆藤田和日郎「美食王の到着」『暁の詩』全41p(短)
王→イーズーン、そのほか大勢

【主題度】:★★
【猟奇度】:★
【直接描写】:○

美食王の到着
「美食王の到着」『暁の詩』P.178

あらゆるものを料理することができる魔包丁を手にした男に姉を奪われたイーズーンは自分の体に毒を仕込み、自分を食べさせることでその男を殺そうとする。


◆ねこぢる「半魚人の巻」
【主題度】:★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:△
ねこぢる
『ねこぢる大全下巻orねこぢるだんご』

水中作業ができる半魚人を作ろうとしたものの人と魚のバランスが取れず、半魚人のつくだ煮を作って売っている博士。エラ太は博士をつくだ煮製造機に追い込み、博士はつくだ煮になってしまった。しかしにゃーことにゃっ太を助けに来たにゃん五郎無双の巻き添えでエラ太本人も頭を残してつくだ煮になってしまう。


◆高橋葉介「腸詰工場の少女」
【主題度】:★★
【猟奇度】:★★
【直接描写】:△

腸詰工場で働く少女はだまされ、凌辱され絶望して腸詰の機械に身を投じる。

◆藤崎竜『封神演義』
姫昌→伯邑考

【主題度】:★
【猟奇度】:★
【直接描写】:×
封神演義ハンバーグ
『封神演義』第25回「妲己・喜媚の3分間クッキング」p.21,24

伯邑考が妲己に危害を加えたとして処刑され、その肉がハンバーグとして幽閉の身だった父王・姫昌の前に出される。直接描写はなし。が、死んだら魂が封神される作中で伯邑考の魂が封神台へと飛ぶまでに時間が開いているのはひょっとして生きたまま少しずつミンチに…
なお原作では息子の肉とわかったものの食べ、帰された後で吐き出している。
雲霄三姉妹vs白天君&秦天君では、二人を自分たちの空間究極黄河陣に誘うがマドンナがお菓子と一緒に二人を食べてしまい白天君&秦天君が封神されてしまうシーンもあった。人間でなく狐精であるが、妲己が夜な夜な処刑された人間の死肉を食らっているシーンも。小野不由美の小説のコミカライズ『屍鬼』も、吸血鬼による村の乗っ取りの過程で村人同士が、生前の人格を保ちながらも隣人関係から捕食者・被捕食者の関係になってしまうという内容である。


◆冨樫義博「HORROR ANGEL」
特になし

【主題度】:★★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:△
怪奇映画の精スプラが主人公に見せた夢というのが、母親が「パパのスープ」「パパの刺身」を作るというとんでもないものだった。
食べるシーンはないがインパクト大。


◆藤子不二雄A「北京ダック式」全20p(短)
【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:△
ペキンダック式
「北京ダック式」『藤子不二雄Aのブラック・ユーモア短編集』P.238

北京ダックを食べようとする日本人旅行者、しかし本当は自分が北京ダックにされるのであった。ダックのように首から下を地面に埋められた主人公の目の前に、料理済の首が見せられて・・・

◆高橋葉介「水虎」『夢幻紳士 逢魔篇』全16p(短)
手の目

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★★
【直接描写】:△
手の目
「水虎」『夢幻紳士 逢魔篇』P.108

水虎のかけた幻術の中で手の目は水虎にとらわれた人間特有の症状を示し、魔実也(水虎)が手の目の活け造りを食べようとする。しかし手の目は酔っ払ったままそれを破った。


◆林田球「ドロヘドロ」
恵比寿→福山に人間パイにされた男

【主題度】:★
【猟奇度】:★
【直接描写】:△
ドロヘドロ

丹波のパイ屋で働く従業員・福山が正当防衛で使った魔法は、人間をパイに変えてしまうという凶悪なものだった。その後、道端に放置されていた人間パイを食べた恵比寿は腹を下してしまう…
なお、ストアは悪魔志願者向けに悪魔になるための謎の肉を売っている。悪魔失格の悪魔を切り刻む処刑執行人のような役割で、売る肉は悪魔の肉。


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【未読】
・氏賀Y太「ゆめいろハンバーグ」(webで画像を見たのみ。かなりグロい)
 老人の肉をハンバーグに加工するセンター/工場で働く少女の話。
・沖さやか「マイナス」(webで画像を見たのみ)
 遭難クッキングの回で、恩田さゆりが死んだ女児の肉でバーベキューをやった。

※単行本を入手したので1の方にて記事作成
・ダレン・シャン
(原作では精霊の湖から人間を網にかけ引き出し、その肉を食べる男が登場したが漫画版では削られている)

・赤塚不二夫「キャスター」
 フックにかけられた人肉やらが出て回収騒ぎになった。
・永井豪「あばしり一家」
・萩尾望都「バルバラ異界」

・松本洋子「にんじんだいすき」
・まちだ昌之「人喰い少女」
・和田慎二「忍者飛翔」
・御茶漬海苔の漫画いくつか
・日野日出志の漫画いくつか
・関よしみの漫画いくつか

※ダレン・シャン漫画版を確認した所、原作小説「精霊の湖」に登場した男のカニバリズムにまつわる描写がカットされていました。



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意外と嗜好としての食人漫画が見つかりませんでした。 あと少女漫画にはそんなに詳しくない
私個人としては、高橋葉介の「マン・イーター」が一押しですね。
肉食獣のような美女が食人鬼、というのがたまらんです。
食人そのものがテーマの長編なら『寄生獣』『東京喰種』『アシュラ』『レベルE』、短編なら「カンビュセスの籤」「鬼」「マン・イーター」「NOTHING IT ALLWAYS」がオススメといったところだろうか。食人描写漫画家なら西岡兄妹、諸星大二郎、高橋葉介。そういえば冨樫義博もちょっとだけとはいえ、連載作品3つ連続で食人描写が出てるな。 

連載が始まったばかりですが、人喰いサイドのお話としても、東京喰種は注目したい漫画です。
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