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【特集】漫画の中の食人描写1・「人が人を喰う」編 

今回のテーマは「漫画の中の食人描写」です。

第1弾は、人が人を喰う、そのまんまカニバリズムの漫画です。

アシュラ赤

このblogでも「進撃の巨人」や「東京喰種」など、食人をテーマにしている漫画の感想を書いています。
殿堂入りでは「寄生獣」や「アシュラ」、「カンビュセスの籤」など色々あると思います。
(ちなみに筆者は小学校4年位の頃に姉が持っていた寄生獣を隠れて読んでいた経験あり。
読んだら罰金と脅されたものの、姉のいない間に部屋の中から見つけ出してこっそり)

タブーとされる食人、実際食人を取り上げる漫画はどのくらいあるのか?と思ったので、手持ちの漫画や姉の漫画など読んだことがある範囲内で総力特集。


1、漫画の中の食人描写1・「人が人を喰う」編
2、漫画の中の食人描写2・「怪人が人を喰う」編
3、漫画の中の食人描写3・「自分を喰う」「亜人を喰う」「人肉料理」編

の3本立てです。

適宜作品や画像を追加していきます。
未読のものや忘れているものなどあると思いますので、拍手コメントなどで教えていただけると助かります。

記事の性質上、また該当シーンの画像を作品ごとに掲載しているので猟奇的な内容を含みます。また、ストーリーのネタバレとなっているのでご注意ください。
また、人を喰う妖怪や怪物。ゾンビなども含めるとキリがないので、「人か殆ど人の姿をしている、高等な知能を持った生物」を基準としています。

【2012/5/1追記】以下の項目を追加、「この世の終わりへの旅」・「夢幻外伝Ⅰ」で画像を追加、ページ数の追加。
【主題度】:作品全体においてどの位重要な要素として占めているか。「アシュラ」「寄生獣」のようにズバリ人肉食を漫画のテーマとして据えている作品ほど高く5として設定。
【猟奇度】:食人シーンの絵的なインパクト(主にグロさ)。そのため人肉食がテーマでも直接描写を控えている程低く、食人が中心テーマでなくても絵的なインパクトが強ければ5として設定。
【直接描写】:解体・食事シーンのあるなし。死体から直接食べているようなもの程◎、解体シーンがグロいものも同様。

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◆ジョージ秋山『アシュラ』全2巻(長)
アシュラ、藤乃、太郎丸とその父→次郎丸、太郎丸母、その他

【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎

アシュラ1
『アシュラ』幻冬舎文庫上巻p.8,9、P.36


食人テーマの漫画といえばまっさきに思いつくのがこれ。
飢餓にあえぐ中世がテーマなので、とにかく食人づくし。
のっけから泣き叫ぶ赤ん坊の尻にかじりつく母親、そして兎を狩り食すように人を食する狂女とインパクト大。

アシュラ3

この狂女こそがアシュラの母・藤乃であり、飢餓に耐えかね我が子を火で焼こうとしたのである。
その子アシュラも、太郎丸の弟・次郎丸を殺して喰う。
アシュラ5

飢餓に襲われた太郎丸一家の父と太郎丸も知らずにそれを喰ってしまい、そして今度は人肉食であると分かっている上で母の肉を喰うことになる。 下巻以降は畜生法師の思想に影響を受けたためか、食人描写は殆どなし。ただし、若狭の心を試すためにアシュラが満足な食事を得ることができなかった若狭親子に猪の肉を人肉と偽りあげたところ、親子共々人肉と認識してなお取り合い貪る浅ましい姿を見せ、愕然とするシーンがあった。畜生法師は地頭により食事もなく幽閉されたが、人肉(獣の肉を人肉と偽り食べさせようとした)を出されても畜生法師はアシュラを導くために決して口にすることなく穏やかな表情のまま餓死した。それを見たアシュラは仏道に入ることを決意する。人の憐れさを描いた作品。


七郎「おめえの気もちはわかるぜおれにもな 人間らしく みんな人間らしく生きられねえのかってな」
(ジョージ秋山『アシュラ』(幻冬舎文庫)上巻、p.219)

アシュラ「生まれてこないほうがよかったギャア」
(ジョージ秋山『アシュラ』(幻冬舎文庫)下巻、p.47)

畜生法師「食えないのか おまえは人間なんじゃよ だから食えないのじゃ
だれだってそうじゃ人肉なんぞ食いたくはない 理性がそうはさせない
だが 人間の本性は獣じゃ だれでも獣になってしまうときがある
獣になったひとを責めてもしかたがあるまい 人間のあわれと思うことじゃ
おまえの母の目を見たか あわれなかなしい目じゃ
アシュラ 戦うんじゃ 獣と おまえの中にある獣と戦うんじゃ それが人の道じゃ
ひとをにくむな おれれ自身をにくめ おのれの獣をにくめ

(ジョージ秋山『アシュラ』(幻冬舎文庫)下巻、p.123-124)

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◆藤子F不二雄「カンビュセスの籤」全42P(長) 
サルク→エステル

【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★
【直接描写】:×

カンビュセスの籤2
藤子F不二雄異色短編集『箱舟はいっぱい』/小学館収録、p.307


食人テーマで次に思いつくもの。
ヌビア遠征途上で見舞われた飢餓に、籤を引いて食人を行ったという「カンビュセスの籤」に題材を得た漫画。
籤に選ばれ逃げ出した兵士サルクは時空不連続帯に入り未来へと送り込まれてしまい、未来人の少女エステルが生活するシェルターに辿り着く。
しかしエステルの事情は更に過酷なものであった。終末戦争により食糧も生物もない無機世界と化した中、地球外文明にSOSを送りつつ仲間を喰って人工冬眠を繰り返し続け23万年生きてきたという。
籤で選ばれたのエステルであり、今度こそという希望を抱きながらエステルがサルクにミートキューブの作り方を教えるシーンで終わる。
カンビュセスの籤
藤子F不二雄異色短編集『箱舟はいっぱい』/小学館収録、p.332


人肉はミートキューブの形で登場し、またエステルが解体されるシーンは登場しない。 抑えた描写のため画的な猟奇度は★1にしたが、明かされる過酷な真実が衝撃的な話名作。

エステル「あたしたちには生きのびる義務があるのよ。
人間からビールスに至るまで植物も含めて、全ての生命あるものの行動の目的は一点に集約されるのよ。
生命を永久に存続させようとする盲目的な衝動…ただそれだけ。
この世にありたいということ。 ありつづけたいということ。 ただそれだけ。」

(藤子F不二雄異色短編集『箱舟はいっぱい』p.328)

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◆岩明均『ヒストリエ』(長)
ハルパゴス→息子

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:○
ヒストリエメディア王食人

ヒストリエ
『ヒストリエ』1巻第8話「スキタイ流」p.182

エウメネスが語った話。 歴史描写が中心で寄生獣程グロくないが、たまに出るグロ描写は相変わらず。
自分たちを侮辱したメディア王に対し、その息子王子(顔イメージがなぜかニコゲネスだった)を殺し鹿肉と偽り食わせたというスキタイ流の復讐。
それに倣ったアステュアゲスによってハルパゴスは知らずの内に自分の息子の肉を喰わされてしまう。 食事シーンは淡々としているが、籠の中の余り物を見せるコマはかなりグロい。結局復讐してアステュアゲスの頭にゲロをぶちまけた。
「ば~~~っかじゃねぇの!?」で有名な人。

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◆大友克洋「NOTHING WILL BE AS IT WAS」( 『ショートピース』収録)(短)全23P
桐先→男

【主題度】:★★★★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎

NWBS.png

NWBA2.png

NWBA3 (2)
NWBA3.png
NWBA5.png
『ショートピース』p.164,165,169


死体処理として人肉を食べる姿を、終始淡々とコミカルなタッチで展開する。地面に転がる死体から話が始まる。ふとしたはずみに友人?(桐先に数々の暴言を吐いていたらしい)を殺してしまった桐先は死体の処分に悩み、その手段として死体の肉を食べることにするのだった。最初は人肉の味のせいかそれとも味つけがまずかったのか吐いてしまったものの慣れてきたのか回を重ねるごとに平然と解体作業に励むようになる。しかし下の階に血痕がにじみでており、バレるのは時間の問題。そのことをつゆ知らずメニューを考えながら料理する桐先で幕を閉じる。
コミカルといっても包丁や糸ノコ、ナタで死体を解体する描写は省いたシーンも含め非常にリアル。それに加えて、普通に調理して食べてしまうもんだから奇妙な余韻が残る。普段貧しい食生活だったせいか、死体クッキングを始めてからはおばさんに「この前より太って顔色もいいみたい」と言われる始末。
「A荘殺人事件」はセルフリメイク作品?

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◆岩明均『寄生獣』(長)
浦上→被害者

【主題度】:★★★
【猟奇度】:★★★★
【直接描写】:◎

寄生獣4候補
『寄生獣』完全版7巻第50話「凶器」p.15


寄生生物が人を喰う作中において、浦上は人間の快楽殺人鬼であり、死姦や食人にまで手を出している。 そういった行為を重ねていくうちに寄生生物を判別できるようになったが、それが原因で逮捕された。人間による食人描写はこのシーンのみ。

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◆楳図かずお『漂流教室』文庫版(長)
小学生→小学生

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:◎
漂流教室


小学校ごと荒廃した未来世界に飛ばされてしまう設定。食糧に困った結果、ついに暴徒化した小学生たちが人肉食に手を出してしまう。どこかでブタ肉を手に入れたと勘違いした児童もいて、一人が包丁のついた槍で肉を削ぎ落して食べると皆群がるように食べて、大混乱状態。火あぶりとかエグい。

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◆諸星大二郎「鎮守の森」(文庫版『ぼくとフリオと校庭で』収録) (短)全30P
頭屋の男→人

【主題度】:★★★★
【猟奇度】:★★★★
【直接描写】:◎

鎮守の森
「鎮守の森」文庫版『ぼくとフリオと校庭で』p.34


鬼ごっこをしている途中でタイムスリップして「鬼」を務める頭屋/一年神主に捕まり自分がそれにされた主人公は逃げ出し、「鬼」として人を喰う。
人を喰うのは野生動物より簡単に仕留められるからという理由である。
本来は頭屋/一年神主を生神として崇め鬼ごっこを通して交代させ殺した後は神の眷属とする儀礼という設定であるため、逃げ出した主人公は神にはなれず人には戻れず鬼になるしかない。
そのため、本当に鬼になったという訳ではなく、人間による人肉食である。
他の作品でもちょくちょく食人ネタが出てくる。

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◆諸星大二郎「塔に飛ぶ鳥」(『私家版鳥類図譜』)(短)全52p
鳥、主人公→人

【主題度】:★
【猟奇度】:★★
【直接描写】:△

塔に飛ぶ鳥
「塔に飛ぶ鳥」『私家版鳥類図譜』第4話 p.135


塔の中が世界であり、塔の外が世界の外・虚空であるという世界観において主人公は世界の外に出、自分が愛した鳥(翼の生えた人)の少女と共に生きる選択をする。
しかし鳥の主食は、塔の付近を通る人間の肉であり、その選択は人の死肉を食べながら生きることになるのだった。
鳥のすみかで、先程自分が会った巡礼者の老人がばらばらに引き裂かれ鳥に喰われているのを見てその現実に直面し、主人公は絶望する。
最後、鳥の少女に人肉を差し出されるシーンで幕を閉じる。 人の世界にいることを拒絶した結果とはいえ皮肉なものである。

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◆諸星大二郎『マッドメン』文庫版全2巻(長)
ハヤト→教授

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:○

マッドメン
『マッドメン』2巻「大いなる復活」p.170

互いに異母兄妹であるパプワニューギニア人の少年コドワと日本人の少女ナミコが紡ぐ神話の反復の物語。大いなる者の復活により地面が裂け、オノゴロ島の大空洞に落下してしまったハヤトは教授の焼死体を喰う。そして大空洞の先に見つけた世界の胎たる海へと出、戻って来なかった。 形がかなり残っている焼死体から喰っているのでけっこうおぞましい。

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◆諸星大二郎「浸食惑星」(『夢みる機械/朝日ソノラマ』収録)(短) 全30p
人→老人、犯罪者

【主題度】:★★★
【猟奇度】:★
【直接描写】:×

浸食惑星
「浸食惑星」『夢みる機械/朝日ソノラマ』p.43-44


人口過多となった地球ではでは食糧も食糧を作る土地もない。食糧庁にある巨大な機械はなんでも原子レベルに分解して加工し合成食糧としているが、主人公の友人によれば犯罪者や死人も入れているという。
その後少女は機械の中に一瞬、人の顔を見てしまう。友人の話は大体の所は本当だった。
人間に限らない上原子レベルなので食人と言うにはちょっと微妙かもしれない。


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◆諸星大二郎「篭中児」(短)、20p
村人→子供
【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★
【直接描写】:×

食人籠中児


中国の聊斎志異っぽいオムニバス形式の伝奇モノ。
黄巣の乱の後飢饉に襲われたある村では、子供を竹篭に入れ山中に持ち寄り竹篭を交換してよその家の子の肉を食って飢えをしのいでいた。
自分の子を食わざるを得ない家庭もあった。
これによりその村は呪われ外界から切り離され同じできごとを繰り返していた。

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◆西岡兄妹『この世の終わりへの旅』
ぼく→「虫」の女、部族→「虫」の人間、群衆→ぼく


【主題度】:★★★
【猟奇度】:★★★★
【直接描写】:◎
konoyonoowarinotabimushi.jpg
その五「失楽園の章」

この世の終わりへの旅
その六「盲目のアラブ人の章」p.100

食人ネタが結構ある漫画家。
その中でもこの作品はかなり鮮烈。
人に羽根を付けたものを「虫」として食する村人、ジャングルの中で「虫」の女を絞殺し解体して食いつなぐ主人公、女の肉は干し肉にし、皮は水筒にしている。

この世の終わりへの旅2
その十「この世の終わりの章」 p.176

クライマックスでは絞首刑によって死んだ主人公の体を引き裂きその肉を喰らう群衆…ともりだくさん。

日曜日
「日曜日」(『ぼく虫』p.71)

ソーセージになった男
「ソーセージになった男」(『子供の遊び』p.150)

「日曜日」(『ぼく虫』全12p)や「ソーセージになった男」(『子供の遊び』全16p)などでも。性的な面でも過激な作品が多い。

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◆西岡兄妹『神の子供』(長)
他の子供たち→みすぼらしい身なりの少年

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:◎

神の子供
『神の子供』第7話「聖体拝受」p.110

自分を信奉する子供たちの中に、ひときわ貧しい身なりの少年を見つける。その子供を殺し、尻肉を信奉者に分けて喰わせる。 直前に肛門を凌辱していた。他にも猟奇的な描写が多数存在する。

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◆丸尾末広「無抵抗都市」(『月的愛人』収録) (短)全84p
若杉セツ子・焼き鳥屋の客→息子

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★★
【直接描写】:◎

無抵抗都市
「無抵抗都市」『月的愛人』P.170

戦地に行った夫の帰りを息子と共に待つ人妻につけ入り侏儒が息子を殺しその肉を焼き鳥と偽り、人妻にも喰わせる。それが判明した途端セツ子は吐いてしまう。エログロ描写で有名な漫画家で、画像の通りインパクトも大きいのだがこの単行本は全体としてみるとエログロ以外の要素に比重を置いているような気もする。(個人的印象)
無抵抗都市2
「無抵抗都市」『月的愛人』P.181


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◆由貴香織里 『天使禁猟区』(長)
ティアイエル→天使の死体(カタン→子供たち)

【主題度】:★
【猟奇度】:★
【直接描写】:○

天禁
『天使禁猟区』文庫版3巻Act.3「大地の天使Uriel」

有機天使アレクシエルの生まれ変わりである刹那が奔走し天界・地獄が動乱する壮大なファンタジー。
天使であるので「人」から外れるが、同族を喰ったということで。
心を読むことができるがために迫害され共同墓地の中二閉じ込められていた中、天使の死体の声に従って死肉を喰って生き延び、堕天使とされた。
また、ロシエルの種子を受けチューブの塊の化け物のようになってしまったカタンは、天使の子供らを与えられては喰い続けていた。ティアイエルもそんな一人であったが、交流するようになる。グロ描写は多い。

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◆大越孝太郎『猟奇刑事マルサイ』「プロジェクトX・挑戦者たち"地底の星"」全26p(短)
妻→夫

【主題度】:★★★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:×

マルサイ
『猟奇刑事マルサイ』2話「プロジェクトX・挑戦者たち"地底の星"」p.26

実験シェルターごと生き埋めになった夫妻。浸水により保存食も殆どが食べることができなくなり、妻が夫を喰う。「リップ」の嗅覚により無事発見されたものの、妻は発狂していた。
超エログロのシリーズだがこの回では食人の直接描写はなし。夫の大腿骨を自分の股間につっこんだ状態で飛び出してきたことの方がヤバい。勿論サブタイはあの有名な番組のパロである・・・

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◆冨樫義博『幽☆遊☆白書』
女→病死人
【主題度】:★
【猟奇度】:★★
【直接描写】:なし

幽白2
『幽☆遊☆白書』文庫版12巻act.163「雷禅の遺言」p.59

700年前に雷禅が出会い、食人鬼である雷禅が人肉を断つことを決意させることになった女。幽助の祖先。
食脱医師として、病に冒された患者の死肉を喰い自分の血肉を薬として供する。直接描写はなし。

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◆三浦建太郎「ベルセルク」
モブ→モブ

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★★
【直接描写】:◎
ベルセルク

アルビオンにおいて魔に憑依された人が人を喰う。
親が憑依されて子供が喰われたりした。

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◆冨樫義博『HUNTER×HUNTER』 (長)
【主題度】:★
【猟奇度】:★★
【直接描写】:△

ウボォーギン→陰獣蛭
H×H
『HUNTER×HUNTER』 第9話76話「9月1日⑤」p.53

蛭を植え付けられたが、頭を食いちぎって瞬殺。 肉は吐き捨て、頭蓋骨は弾丸状に飛ばして今度は病犬を瞬殺。 まずいとコメントしている。一応噛みちぎっただけ。

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◆CLAMP『聖伝』全7巻(長)
帝釈天→先代阿修羅王

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎
聖伝
『聖伝』7巻「双城炎雷編Ⅱ」P.158

帝釈天が守る「約束」。阿修羅が破壊神となる予言を阻止するために先代阿修羅王が自ら帝釈天の刃にかかり、帝釈天がその肉を食することで先代阿修羅王の力を手に入れた。
なお、劇中では人肉食や近親相姦は魔族にももとる行いであり、その烙印として第三の目ができた。

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◆武井宏之『シャーマンキング』(長)
蜥蜴郎→母
【主題度】:★
【猟奇度】:★
【直接描写】:×

DSC_0188_convert_20120111231234.png
『シャーマンキング』JC版3巻第23廻「トカゲロウブルース」p.118

阿弥陀丸により返り討ちに遭い、霊となった後もこの世にとどまる。しかし幼少時に飢饉のため母が自身の肉を喰わせて蜥蜴郎を生き延びさせた、という過去を持つ。本当の理由は阿弥陀丸に対する憎しみではなく、母に生かしてもらった命を失った無念であった。 食人を仄めかすシーンはこのシーンのみ。

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◆清水玲子『22XX』
フォトゥリス人

【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:?

食人を神聖なものとみなすフォトゥリス人の少女ルビィとの触れ合い。

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◆大塚英志「多重人格探偵サイコ」
犯人の女→被害者

【主題度】:★★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:?

カニバリズム殺人の女性が登場。嗜好としての食人。

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◆板垣恵介『バキ』13巻
ピクル→烈海王

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎

バキ

バキ2

1億年以上前の地層から発掘された原人、ピクルは自分に襲いかかってくる存在を餌としてみなし、倒した相手を食べる習性を持っていた。(主にティラノサウルス)そのため別に「人間だから食べる」というわけでもない。烈海王と対戦してKOした後、彼の右足を喰った。(11/17訂正:直接描写なしとしましたが確認したところありました)
正直なところ、烈海王のヤケクソまじりグルグルパンチのインパクトの方が強すぎた。

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◆手塚治虫『火の鳥6巻 望郷編』(長)
息子たち→カイン、セブ(未遂)

【主題度】:★
【猟奇度】:★★
【直接描写】:×
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『火の鳥6巻 望郷編』p.115

111210_1639~01


まともに人間が住んでいない星で子孫をつくり生き延びようとするロミ。
食糧も乏しくまた自分も事故で足を失っているカインが自分の肉を息子たちに喰わせたシーンがあった。その後も女の子が中々生まれず、他の兄弟は目の敵にしている末の子のセブの肉をロミに喰わせることを考える。そのためセブは出て行った。角川版ではカットされている。なお、カインはロミの息子である。そのためロミは、母子や孫との間で近親相姦を行うことによって、エデン17の人類を絶やすまいとしているのである。
所持しているのが角川版であるので未読。
復刻大全集欲しいけど高いorz
(12/9追記:この日発売された講談社の手塚治虫文庫全集の配本ラインナップに火の鳥6巻も含まれていたので入手)

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◆手塚治虫『ばるぼら』(長)
美倉→バルボラ(※未遂、イメージ)

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:△

ばるぼら
『ばるぼら』下巻 第14章「霧の中のパトス」P.200

仮死状態となったバルボラを連れて阿蘇の別荘に逃れた美倉だったが、霧により食糧調達が困難になる。5日目にバルボラの肉を食べて生き延びることを考えるが、結局衝動を抑えて生き延びた。 画像はイメージ。コッチミンナ

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◆山岸凉子「鬼」(『汐の声』収録)全152p(短)
末松・イゴク穴の子供たち

【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎
DSC_0181_convert_20120111230921.png

「鬼」(山岸凉子スペシャルセレクションⅡ『汐の声』収録)p.294

DSC_0184_convert_20120111230944.png
「鬼」(山岸凉子スペシャルセレクションⅡ『汐の声』収録)p.326

岩手県広林に泊まり込みにきた大学生不思議研のメンバー。その地には、イゴク穴に食い減らしのために閉じ込められた子供が食人によって鬼となり、今でもたたられているという。
現代の大学生のパートと、当時他の子供の肉を喰って最後まで生き残った末松という名前の子供のパートを繰り返して描き、それらが交錯することで末松の魂の救済を描く。
幼い子供が幼い子供の肉を食ったり、末松を食べようと狙うガキ大将留吉や深い悲しみに打ちひしがれながら人肉を食って穴の中でひとりぼっちのままだった末吉など描写は衝撃的。
(2012/1/11 シャーマンキングと共に画像を追加)

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◆山野一「荒野のハリガネ虫」(『貧困魔境伝ヒヤパカ』収録)全20p
オッサン→大家夫妻、御曹司家政婦

【主題度】:★★★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎
荒野のハリガネ虫

荒野のハリガネ虫2
「荒野のハリガネ虫」(『貧困魔境伝ヒヤパカ』巻の玖収録)p.238

とある両家の坊ちゃんが貧乏人観察のために町の最も貧しく最も非人間的な生活を送る男の家を訪問する。その男は普段コメにゴキブリやカマキリ、そして自分の寄生虫をつけあわせて食べていた。また3年前に自殺した大家の肉を食べたことで人肉に味を示し、その場で家政婦を犯し殺し乳房をご飯の上に乗せて食べていた。坊ちゃんも食べる気だったが自分の腕がフライドチキンになってしまった。 当時の山野氏は鬼畜漫画家なのでその頃の作品群はいろいろとヤバい。
(2012/1/31に追加)

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◆玉置勉強『東京赤ずきん』
【主題度】:★★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:×
東京赤ずきん
『東京赤ずきん』1巻p.31
   
東京赤ずきんピザ食人1
  
東京赤ずきんピザ食人2
『東京赤ずきん』2巻p.52,53

東京赤ずきん3
『東京赤ずきん』3巻P.92

東京をさまよう不死身の少女赤ずきんが望むのは、狼に食べられること。引用した画はあくまでもイメージ。正体は公爵アスタルテであり、狼は自分同様転生させられた実の子供。また知り合いとして人肉販売店STOMACO DI FERRO「鉄の胃」が登場する。 2巻では少女の手足や乳房を切り落とし臓物を抜きとり惨殺する「食人鬼」が登場するが、女児の体操服を身につける変態ペドピザだった。赤ずきん相手にいつものように行為に励みながら赤ずきんの肉を食い臓物も引きずり出したが、相手が赤ずきんだったため返り討ちに。最後の犠牲者であった少女は状態が良かったため「鉄の胃」の商品にと寄贈されましたとさ。
一般誌に載ったのが不思議な程超エログロペドな漫画。
最後はちょいしんみり。

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◆高橋葉介『夢幻外伝Ⅰ』第1話「死者の宴」全24p(長)
【主題度】:★
【猟奇度】:★★
【直接描写】:×
mizorogi.jpg
『夢幻外伝Ⅰ』第1話「死者の宴」全24p.p.13

猟奇殺人鬼溝呂木が殺してきた死者の怨念に囚われる娘(実は血の繋がりすらない)を夢幻魔実也が助け出し、怨念を本人に仕向ける。被害者は首を切られる、銃撃で頭を粉砕される、皮を剥がされるなどあらゆる猟奇的な方法で殺害されており、その中の一人が内臓を食べられていた。高橋葉介も食人描写が結構多い漫画家。妖艶さすら漂う芸術的グロの漫画家である。
(2012/5/2に項目追加)

◆千之ナイフ「地獄家族」『カマキリ女』(短)
樹海生活一家→どこかの死体

【主題度】:★★★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎
jigokukazoku.png

自殺の名所高ヶ原樹海で主人公は、樹海で生活する一家に出会うが、その一家は自殺志願者が集まりそれぞれ祖父祖母父母息子娘ペット、という風に役割を振って生活する不気味な一家であり、主人公もその中に組み込まれそうになる。おまけに「変わった味」のする肉の正体は人肉であり、それを食わされていたことも判明する。

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◆高河ゆん『飢餓一族』全1巻

文芸部部長のヒロイン聖子と生徒会長の日柿。日柿はモテモテなのだが、主人公の天敵。なぜかつき合うことになり、日柿邸に泊まり不審な思いをし、それについては日柿の先祖が暴君領主であり飢えた農民も農民を助けようとした妻も死に追いやることになった呪いで満月には食人し(その衝動をおさえるため暴食する。日柿が食人した描写はなし)、妻には首を切らせる運命にあるのだと説明する。主人公はメルヘン脳でその逸話を無理矢理作り変え、結果正式なカップルになる。

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◆関よしみ「愛の食卓」『飼育病棟』(短)、30p
志水優歩→両親


【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎

愛の食卓中盤
(『ホラーMコミック文庫飼育病棟』ぶんか社p.330,338,342,347,350)


少女漫画のホラー。主人公志水由芽の兄優歩は、父親と雪山で遭難し一人生還してから変わり果ててしまった。父親の死体を食べ生き延びたことがきっかけで通常の食事を受け付けず人肉しか受け付けない体になってしまい、お手伝いさんを食い殺してしまう。一人調理室にこもった母親の肉料理のみ受け付けることができ、顔色が良くなっていくがその分食べる量も増えていく。いつの間にか車椅子になっていた母親の毛布の中は、鎖骨から下がむきだしの内臓にのみになっていた・・・母親の肉を食い続けてきた現実に耐え切れず優歩は思わず母を死に追いやってしまう。その時、遭難時に自分を生かすべく己の肉を食わせた父のことを思い出す。抑えきれない飢餓と自責の念に、優歩は「いたい、でもおいしい」とつぶやきながら自分の体を貪り絶命するのであった。
たびたび名前を拝見し、また哲学ニュースnwk様の7/20の記事で存在を知った作品ですが先日古本屋で発見。ガラス瓶に内臓が剥き出しのカーチャンのインパクトが大きすぎます。スープやマリネ、しゃぶしゃぶ、レバさし、これが本当の目玉焼きなど妙にリアリティのある調理方法もポイント。


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◆森恒二『自殺島』5巻(連載中)
サワダ→自殺島死体

【主題度】:★
【猟奇度】:★
【直接描写】:×

(『自殺島』5巻43話「延縄漁」p.55)


自殺未遂常習者が送られる孤島「自殺島」 において、主人公たちは協力しあって自給自足や猟によって食物を確保し共同生活を送るが、別グループのリーダーであるサワダが暴君化の果てに死体も食べるようになっていたことをメンバーに打ち明けられる。場面は回想の、死体を火葬しているところサワダが舌鼓を打っているのを見てメンバーがドン引きしているところ。目がイッちゃってます。

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◆熊倉隆敏『ネクログ』1巻(連載中)
白杏→趕屍の死体

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:◎
ネクログ
『ネクログ』1巻2話「趕屍」p.102
中華民国時代の中国を舞台としたキョンシー仙術ファンタジー。宋の近所の姉・
薛(シュエ)は嫁入りの道中で盗賊に襲われ惨死し、再会した時には道士胡(フー)の手により白杏(バイシン)という名の僵屍にされ、女僕として仕えていた。最後に会った時のままいつもニコニコとしている美しい少女の姿であるが胡に操られているだけで心はないため、戦闘時は比類なき殺戮マシーンになる。生き返らせるための道中、趕屍についても調査したが、趕屍を撃破直後にその死体を貪り食って宋を嘆かせた。胡によれば「お腹減ってるんでしょう」とのこと。
当blogでは基本的に「意志がないゾンビによる人間の捕食」は除外しているが、見た目が全然ゾンビじゃない白杏ねーちゃんの食人というインパクトで。
白杏の身体に殆ど損傷がないのに惨死である理由についてはお察しください。(3巻掲載)

同様のゾンビっ娘という点では、はっとりみつるの『さんかれあ』の散華礼亞もゾンビ化した際の「混濁期」には食人衝動が強まり、好きな人である降谷千紘を食べようとしてしまった。猫ゾンビばーぶも同様。


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◆押切蓮介「忘却の里」『椿鬼』(短)、43p

椿鬼1 椿鬼2 
『椿鬼』「忘却の里」ぶんか社、p.28,29

姥捨て山をモチーフとした一遍に食人描写あり。山に捨てられる年寄りは山の神ヤマミサキ神に迎えられるという伝説と掟がある村。老いた母を涙ながらに捨てようとしていた青年が主人公の美しきマタギ・椿鬼により教えられた真実は、悪鬼のような存在になった村人が捨てられた老人を切り刻み人肉食を行っているという、まさに地獄の光景と呼ぶに相応しい凄惨なものだった。
このくだりがものすごくグロい。

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◆手塚治虫「安達ヶ原」 

 安達ケ原1
安達が原2

安達が原の鬼婆伝説を下敷きにしたSF作品。若き宇宙捜査官であるユーケイ(ジェス)は、辺境の星の人食い老婆を殺害しにやってくるが、その人食い老婆は実は主人公の恋人アンニーだった。(共に反政府活動をしておりジェスは逮捕後冷凍睡眠、アンニーは逃亡の果てに一人主人公を待ちながら老いていった)
望んでいた再会であったが年月の経過や食人という溝は再び二人を結びつけるにはあまりにも深く、主人公は任務を遂行し、疑って口をつけなかった老婆(アンニー)の手料理をかみしめながら涙する。

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◆TONO『チキタ★GUGU』(長)全8巻
クリップ一家→死体

【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★★★
【直接描写】:◎
チキタ★GUGU
『チキタ★GUGU』2巻p.49

そもそも主人公が自分の家族を喰い殺した人喰い妖怪であるラーラム・デラルに「飼育」される形で共同生活を送ったり、人喰いの妖が人を喰ったりと「人を喰べる」が主題の漫画。その中でクリップは妖ではなく人間。人里から隔絶した所に住み、戦でまともな食糧も手に入らなかったクリップ一家は兵士の死体を持ち帰っては屍肉を常食としていた。それが異常なことだと知らなかったクリップが村の娘を家に連れてきたことで露見、山狩りに遭ってしまい死ぬつもりで人喰い妖怪オルグの前に姿を現した。しかしオルグにはそんなものくっちゃいけないとみかんを差し出された。
オルグもラーも「まずい人間は100年飼育すれば美味になる」の風説に従い、それぞれクリップやチキタを「飼育」するが、一緒にいるうちに愛着がわき人間を食べることができなくなっていった。
人喰い妖の存在を否定し拒絶せず受け入れ、共存する主人公の淡白で達観したセリフがポイントの漫画。

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◆原作:虚淵玄/TYPE-MOON、コミカライズ真じろう『Fate/Zero』既3巻(長)
雨生龍之介の被害者の少年少女


【主題度】:★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎

所謂サイコパスである雨生龍之介は、死に対する関心から、苦痛の甚だしいありとあらゆる残虐な方法で少年少女達を殺害していた。その中に少年の脳を取り出し本人に食べさせる・少女の四肢を切断しダルマにした上輪切りにした本人の腕を皿に盛るといった描写があった。少女の頬が膨らんでいるということは、やはり…。本人に自分の肉を食わせる嫌がらせタイプの食人描写。真じろうのコミカライズは、特にキャスター陣営の描写のあまりのグロさで話題に事欠かない。

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◆和月伸宏『るろうに剣心』全て28巻(長) 、17巻
雪代縁

るろうに剣心縁食人



【主題度】:★
【猟奇度】:★
【直接描写】:△

姉雪代巴を殺したことで剣心を恨み、復讐を誓う縁。戊辰戦争で一家が離散し、子供一人上海に渡る。日本人の子供にとって異国の地は過酷なもので、当時泥水をすすり屍肉を漁り人を殺しながら生きていたという。その回想の中で人骨をくわえているシーンがあった。他に、志々雄が剣心の肩肉を食いちぎるシーンもあった。(直後すぐに吐き捨てているが)


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◆沖さやか『マイナス』(長)、全3巻
恩田さゆり、藤田みどり、水野りえ→女児


【主題度】:★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎

食人マイナス1

食人マイナス2

食人マイナス3



虐待やいじめのトラウマから極度の嫌われ恐怖症である英語教師、恩田さゆりの学校を中心とする日々を描く作品でかなり過激。
彼女は他人から嫌われることを恐れるあまり、空回ってしまったりあるいは男に股を開いたり傷害に手を染めてしまうなど、常軌を逸して不安定な人格の持ち主である。
その中の一エピソードではカニバリズム描写が物議を醸し掲載誌回収や単行本未収録となったが、完全版では収録。

夏休みに女生徒と三人で別荘に向かう筈が森で遭難してしまった恩田。
同じく迷い込んでしまった女児をかくまうが、嵐の夜一緒におしっこをせがむ女児に対し恩田は一人で行けと冷たく接し結果女児は崖から転落死。
そこで恩田はなんと死んだ女児の肉を丸焼きにしてしまう。テンパり埋めようとした女生徒もそっちのけで彼女は切り分けておいた女児の肉を焼いて食べる。
結局3人全員人肉食に手を染めてしまいました。「水ほし――わね…」とはさすが恩田。その後割とすぐに脱出できてしまっっておりトホホのオチ。

上記のように問題アリアリの回なのだが、学校関係者とヤりまくったり日本語慣れしていないALTに対し(性的含む)いじめを行ったり、
傷害を超えて殺人すら犯してしまったりと他の回の方がヤバいような気もしなくはない。


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◆永井豪『バイオレンスジャック』‐関東地獄街編‐(長)、全18巻
マッドザウルス→ブルーキッド

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎

食人バイオレンスジャック1

食人バイオレンスジャック2



神出鬼没の男・バイオレンスジャックを主軸に、関東地獄地震で荒廃し無法地帯と化した関東地方に生きる人間達を描く作品。
閉ざされた地下商店街では男、ならず者たち、女でそれぞれA,B,Cと地区をふりわけグループを作っていた。
その均衡が崩れB地区とC地区との間で戦いになる。脱出手前の大空洞でブルーキッド含むB地区メンバーは全員死亡、
B地区のボスであるマッドザウルスは泣きむせびながらブルーキッドの死体を食らってバイオレンスジャックとの最後の戦いに臨む。
また、食糧を切り詰めていたA地区に対しB地区が暴飲暴食を続けていられていたのは彼らが死体を食べているからだという説もある、とアイラは語っている。
泣きながら頭にかじりつき全部食べてしまうというマッドザウルスの行動が最高にクレイジー。

「オレはきさまをはなさんぞブルー おまえとオレの体は一緒になって地獄行きのバスに乗る
一緒になるんだーブルゥ~~~ッ!!」


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◆駕籠真太郎『超伝脳パラタクシス』(長)、全1巻
サードラ→サードラ(+小人)

【主題度】:★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎ 

超伝脳パラタクシス1超伝脳パラタクシス



ある社会では1万年以上に生きていた巨人族・サードラのDNAを再生、クローン増産して第三の動力として活用していた。そこでサードラは魔改造を施され生物マシーンとして動かされていた。
ある回のある村で、サードラ破棄場で改造を施される前のサードラの原体が見つかる。そのサードラは破棄されたサードラの死体を主食としていた。
愚連隊が脅しにやってきた時は、愚連隊のサードラに噛みつきその腸を引きずり出しバラバラにするという迫力ある描写も。
ちなみに彼女にとって小人である人間も食べます。
なお、後半でサードラは我々人類であり、作中で登場する人間の方が狂科学者によって造られた小人であることが判明する。
よってフツーにカニバリズムなのである。

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◆駕籠真太郎「紺野しぐれの幸福なる日々」『大葬儀』収録(短)、全1巻
のり子→溝口

【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★★★★★
【直接描写】:◎

紺野しぐれの幸福なる日々紺野しぐれの幸福なる日々2



幼馴染同士ののり子と溝口、溝口は幼い頃から「好きなものを食べさせてあげたい」という思考であった。
のり子の知らない所で爪、足の皮、血といったものを混ぜて彼女に食べさせどんどんエスカレートして自分の体を欠損させながら食べさせようとする。
軟禁し耳のフライ、足指のミックスジュース、腿皮の生春巻など。男根も食べて欲しかったが後のお楽しみにしたようだ。
ラストでは溝口があれこれ味付けに挑戦しのり子が工夫が足りないとコメントするようになっており、のり子の方もまんざらでなくなってるようだ。

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◆清水玲子『22XX』175p(短)
フォトゥリス人→人間

【主題度】:★★★★★
【猟奇度】:★★
【直接描写】:×

22XX1

22XX2.jpg

22XX3.jpg


ヒト型ロボットジャックは高性能なロボットゆえに飢えを感じるようにプログラムされ食事を取ることができる。(ただし食べた物は吸収されず粉砕され塵になる)
このプログラムによって人を死なせてしまった事件で苦悩を覚えていた彼は、ある時オリエンテのラ・ロンジュ帯にて誘拐犯追跡をしていた時、少女ルビィに会う。彼女は狩りを行い、食事を神聖な儀式と見なし人肉を食するフォトゥリス人であった。彼女たちは、食事の前後に長い祈りを捧げ、食事も人前には決して見せない。
彼らにとっては食べられることは命や魂の継承であり、食べてもらえないのは魂の死なのである。
(以下結末ネタバレ)仇として狙うフレディにより王宮跡に閉じ込められ飢えに苦しむジャックに、彼がロボットだとは知らないルビィは彼女の手首を切り落として助けに行っている間それを食えとよこす。
しかしジャックは結局食べることができなかった。
その上、ヘリで救出されたジャックは炎上するラ・ロンジュの密林でルビィを見かけはしごをよこすが、片手を失った彼女はフォトゥリス人の魂の墓場・トレヴィルの谷へと消えていくー。
つまり自分の子供を産んでその子に伝えたい、そうでなくても自分より大切な相手を見つけられれば惜しまずにその命をあげたいと思っていた彼女は、自分の命を食べてもらえないというフォトゥリス人にとってもっとも残酷な形で命を失ってしまったのである。そのことがジャックにとっては大きな悔いとなっている。

ロボットながらも食欲を持つがために無為な食事に苦しむジャックと、人肉食を命と魂の継承とするルビィを描くことで、自分より大切な人に自分の総てを差し出そうとした彼女とそれを自分の中に取り込み残すことのできなかったジャックの後悔や彼女への思慕を描く名作。

「私達フォトゥリス人にとって人肉を食べることは一番神聖なことだ
人肉を食べることによってその人の知識・理想・美点を自分のものにすることが出来る
だから優れた人であればある程みんなあやかりたくて一片でもいいからその人の肉を欲しがる
死んでしまった人の分を自分でその肉を食べて生きて目的を達成する
それは人も動物も同じ
そうして命は重なる度にどんどん美しく浄化されていく」

「いつまでも心に消えることのない後悔がある
今オレが食べたいのはあの時の彼女の左手だけ
なぜ あの時食べなかった
彼女の思いを 彼女の命を 彼女の総てを あの時に
たとえ吐いても血にも肉にもならないとわかっていても
あの時オレが全部食べてあげなくてはならなかった」


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2、漫画の中の食人描写2・「怪人が人を喰う」編に続きます。



【2012/8/9追記】
「愛の食卓」「自殺島」「ネクログ」「椿鬼」「安達が原」を追加しました。
【2012/9/3追記】
「寄生獣」の食人シーンまとめ、「椿鬼」の画像を追加しました。
【2012/12/5追記】
「ヒストリエ」メディア王の食人画像、「東京赤ずきん」2巻のピザ食人鬼画像、「チキタ★GUGU」「Fate/Zero」「るろうに剣心」の項目を追加しました。
【2013/11/21追記】
「安達ヶ原」の食人画像、「籠中児」の食人画像、「マイナス」「バイオレンスジャック」「超伝脳パラタクシス」「紺野しぐれの幸福なる日々」「22XX」の項目を追加しました。

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