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【加藤和恵】ロボとうさ吉感想 

ロボとうさ吉表紙

9/16頃に青の祓魔師の加藤和恵先生の前連載・ロボとうさ吉の単行本(全5巻)を購入しました。
青の祓魔師を知った時に色々wikiや加藤先生のサイト、amazonなどで見かけて気になっていた漫画だったのですが、買おう買おうと迷い続けて2年経ってしまいました。
書店でも古本屋でも中々見かけなくて。
(あでも渋谷のTSUTAYAとかでは青の祓魔師と並べて置いてありました)

青の祓魔師でもメフィストが付けてるキーホルダーやゲームとしてしばしば登場してますね。

ロボうさ3


以下ストーリーばれ含む感想。

舞台は遥か遠い未来の太陽系。
太陽系の果ての未惑星に一人ぼっちで生活する少年ロビン。
彼は純朴な少年の姿をしたロボット。
ある日冥王星から脱獄してきたうさ吉(本名はムト/人)が転がり込んでくる。
そこに連合軍がやってきて、ロビンは今は亡き養い親に開けることを禁じられていた扉を開け赤いネジを手にしてしまったことで破壊神として覚醒する…

ロボの正体は超人兵器、「星の子」=「太陽神(アポロ)」だったのだ。

その後ロビンはお父さんの残した宇宙船でうさ吉と共に、知人を頼って人工惑星コロナファミリアに行きそこでサテライトトラックレースをしたり、天王星の牙族の元に行ったりするがその行く先々には必ずロビンを追う連合軍の戦艦や兵士の影があって…

モモ救出


熱いです。青の祓魔師はかなり1話1話ごとの課題設定を意識して進行している印象を受けるのですがこちらはのびのび描いているなぁと思いました。
王道。2巻のレースもベタです。


台詞が心にしみる。



◆うさ吉と共に宇宙船に乗って脱出するとき
うさ吉「言っとくが俺は裏切るぞ!?」
ロビン「いいよ おいら勝手に信じてるから!」

◆レースのさなか軍の襲撃を受け暴走したとき
うさ吉「へッ 泣いて暴れて周り巻き込んでお前のどこら辺が神だか教えて欲しいね…!!!
テメーはただの子供だ!目ェ覚ませ!!!!」

◆ドガ博士からのメッセージ
ロビン「もう力なんていらない…!
おいらみんなと同じ人間になりたいよ…!!」

ドガ「…ロビン 力はしょせんただの力じゃ
その力をどう使うかはお前次第なのだ
儂は何度もネジを破壊しお前を普通の子供にしようと試みたが…
―お前と闇(ネジ)は二つで一つ 決して切り離すことはできん
ならばお前が強くなるしか道はない…!
強くなれロビン 闇(ネジ)に勝て!

あの時お前は儂を信じた
だから儂もお前を信じる

…いずれお前は大人となり 必ず心優しき正義の味方となる!
そしてそんなお前にはゆかいな友達がわんさかできるのだ…!
儂には見える

儂が勝手にそう信じとるんじゃ
お前はできる奴だとな」

◆天王星の独房、強くなりたいというロビンに対して
うさ吉「お前が一度決めたんなら 「覚悟」はいつもお前の内側にある
……いつかお前の内側で 呼び覚まされるのを待ってるんだ!」


この台詞が特にいいですね。


キャラもいいです。
作中では地球文明が滅亡して数万年近く経っているという設定なので、動物が混ざったような人種がたくさん登場してきます。猿人種、猫人種、犬人種、齧歯人種、兎人種…つまり獣人がいっぱい出てくるのです。それこそ純粋に人間なのはモモとドガ博士の2人とモブ少数だけで、あとは皆獣人です。
ケモナー得!

やっぱりうさ吉がかっこいいです。
チビでニヒルで短気で、でもバツイチ36歳の中年。
そうそういないいいキャラです。
暴走してしまうロビンから、暴走の元であるネジを外して叱咤激励していくのは彼の役割。この二人の関係性がいいです。
同じくらい強烈なのは連合軍大佐のオブトで、うさ吉より人間要素が強く見えるのですが「うさぎなのに冷酷な軍人に見える」というのがすごい。
ヒロインのモモもかわいいな~口調が男みたいでオブトに心酔してます。服がかわいい。体つきもエロい。そんな彼女にぞっこんなヴァルカンも熱くていい男です。
ところでヴァルカンは混成種らしいですが何との混成種だろう?普通に猿に見えるのですが。
マナはボクッ娘かわいいし、オカマな犬の服屋のビリーもいい。とにかくキャラがみんないい。


テーマ的には、「父と子」という青の祓魔師にも通じるテーマがあります。
人類を滅ぼしかねない破壊の力を持っている子供を、父親がその愛情によってまっとうな人間になってもらおうとする。
特にロボの場合、ドガ博士は軍に脅迫されて地球の古代の遺産であった「太陽神(アポロ)」を復元させてしまったという経緯があります。
全てを飲みこむブラックホールのような力を持つ破壊神としてのロボと無邪気な男の子のロボと分離して、殺そうとするくだりがあります。
でも赤ん坊だったロボが笑っていたのを見てドガ博士は殺せず、未惑星で自分が死ぬまでロビンと一緒にいてやることを選ぶんですね。
ここも青の祓魔師でやりそうだなーと思っていたら、アニメでやりました。(アニメはいかんせん駆け足で掘り下げ不足に感じましたが)
自分の存在に苦悶するロボに対する、ドガ博士の親としての愛情には思わずホロリ。

自分自身の闇との戦い。
弱気になったり心を閉ざそうとする時につけこんでくるおですが、ロビンは周りの知った激励を受けて自分の心を強くもとうとして、その闇に抗い戦います。
ロビン


そういえばロボが履いてる靴、遊戯王の城之内が履いてるのと同じ靴ですね。
ということは共にエア・マックスをモデルにしたのでしょう。

おまけページのうさ吉の目の拡大図がコワい笑
うさ吉の目



しかし、ストーリーの進行が遅い笑
大ゴマ連発。それもまた迫力のある絵でスルスルと読めていくのですが、いかんせん物語の運びが遅いかもですね~登場人物紹介に至っては、なんとほぼ1人1ページ!5巻は10ページです。


赤の七襲撃

元々傷害描写が生々しい漫画家なのですが、後半その傾向が顕著です。虐殺祭り。天王星編の赤の七によるジェノサイドはきつい。
他の漫画なら実は死んでませんでした、というのがベタなパターンなのですが、なんとマナの両親はそのまま死んでしまうのです。

5巻はロビンが自分の力をコントロールして戦うクライマックスなのですが、減っていく残りページ、しかし収束に向かっているとは思えない進行…



そして…打ち切りにつき未完☆


・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・


わかってたよ・・・打ち切りで未完だってことは・・・

それも購入をためらっていた理由だったよ・・・

未完の漫画は読んじゃうと続きが気になってもどかしいんだ!
(その最たる例は手塚治虫のグリンゴ。事前知識なしで読んでしまったため、「あ゛-!」ってなった)


ロビンが自制を保ったまま「星の槍」を手にして暴れ回り連合軍の戦艦を撃破していく。「闇に勝った」のではあるが、救えなかった人もいる、自分が力を奮ったことで傷つけた人もいる。そして退却する宇宙船の中で涙する。

その後は連合軍が覇権を手にし、一方ロビンとうさ吉は地球に行くのをやめて様子見することにと。え~連合軍勝利ENDじゃないですか!
うさ吉との別れ際、オブトが「俺がこの太陽系(せかい)に新たな秩序をもたらす! …お前には死より耐え難い苦痛を与えよう」「忘れられた亡霊」と言い捨てるのですが、まさにその通り、歴史から外れてさまよう漂流者となるのでしょうか。

ロビンの髪の毛から星の子のデータを解析し、クローンを量産するというのでもし連載が続けば、クローンが暴走する中、オリジナルであるロビンが太陽系の危機を救う救世主になる…という展開もありえたのかなと思います。

シリウスの編集方針が変わったのを被ったのでしょうが、勿体ない勿体ない。



しかしすごく面白い漫画です。

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コメント:

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Re: タイトルなし

11/12/24日付 
>仲道様
ロボうさの外伝スターゲイザーのことも噂にきいております。中断状態なのは残念だと思っています。私も気になっていますので、もし機会があればどこかで読むことができたらいいなと思っています。(今でも作者がちょくちょく絵を描いている様子が見られるので期待してしまいます)
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