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【銀匙】17話夏の巻⑦  

2011/10/12発売号、週刊少年サンデー46号掲載分。

一ヶ月ぶりの連載再開です。
この頃もうお子さんは生まれている筈。
銀の匙単行本2巻の情報はありませんでした。公式サイトも見てみたのですが、11月18日発売予定の11月分新刊ラインナップにも銀の匙2巻は掲載されていませんでした。秋でなく冬になってしまいますが12月になる可能性が…

サンデーネタバレにつき続きにて。

◆銀の匙17話夏の巻⑦

牛の出産を目撃の巻。

え…と…友達…?

干し草ボールに寄りかかり休憩する八軒とキツネの扉絵。

大農場稲田家にも悩みはあるようで…

タマコについて語る両親は、後を継いでくれる=親の仕事を尊敬してくれてるのならいいが、脅迫観念ならかわいそうだと言う。 それをききながら暗い顔をするアキちゃん、本当は他にやりたいことがあるんでしょうかね。

そこにタマコ本人が戻ってくるのですが、自分の分のお茶のペットボトルでかっ
「跡継ぎって言葉に洗脳されて、本当にやりたい事に気付かないんじゃないかなって、父さん達心配してるんだ。」と言う両親、子どもを理解してくれるすごくいい両親だ。しかし本人は、勘違いしていると言う。

私は お金が大好きです!!!
ギャバ~ン

自分がギガファームに就職を希望するのは経営に口出ししたいから、入社したらお払い箱にするつもりだというタマコに両親はガラスの仮面ばりの顔して「おそろしい子」「今のうちに潰しておかねば」と言い、アキ母は呆れたように「しっかりした子だねぇ!」とコメント。

八軒はブレないと言うが、まったくもってその通りだと思う。
荒川家も、農家の家に生まれた故幼い頃から農家の仕事を手伝ったりとある程度自由が制限されていた部分があり、いくらか葛藤のようなものはあったにせよ、そこまで脅迫観念やストレスにがんじがらめになっているわけでなくて、皆親の仕事を尊敬し誇りを持っているんだろうなぁという印象がある。
(もっともドロドロした部分を荒川先生が描くのを避けている可能性もなくはないのですが…)
そしてアシスタントである杜康家でも、住職を継いだ兄もすんなり今や立派な住職オタクであったりと、周りでは割とすんなり受け入れている印象です。
別に楽だからでなければ、かといって強制されているわけでもなく誇りを持ってその道に進もうとする子もいる。
いやータマコしっかりしてます。両親と完全に同じ道でなく、自分ならこうすると向上を目指してるわけですから。

一方複雑そうな表情のアキちゃんに八軒は相談に乗ると言い、進路がさだまらずフラフラしている自分が言うようなことではなかったと後悔する。

「ありがとね。気持ち、嬉しいよ。
八軒くんてさ、馬みたいだよね。」
と意味深な言葉を残して立ち去るアキちゃん。???馬???

意味が分からず、周りに馬といえばを尋ねる八軒。「臆病者」、「良い労働力、「馬刺し」。いかんせんいいイメージが…八軒はマロン号から「ぶさいく」を連想し打ちのめされる。

今までの描写の中にヒントが隠されてると思うのですが思いつきませんぬーん
タフで繊細というイメージくらいしか。

つか八軒、何気に相談されずに逃げられとるがなアキちゃんに。
彼女の事情は複雑なのでしょう。


そこにタマゴ父の携帯に電話がかかり牛の出産になるという。
「きっと感動するわよ!」というアキ母に、「感動になればいいんだけどなぁ…」と言うタマゴ父。
ギガファーム程の規模になると1日2~3頭も生まれるので今回のような逆子といったトラブルも多いと。

なんだか佐々木倫子の動物のお医者さんの、獣医学部生だけで牛の逆子をひっぱり出す回とリュウセイ号の体調不良を腹を蹴り肛門にホースを突っ込んで治すという荒技でハムテルらが衝撃を受ける回をミックスさせたような展開だ。

動物のお医者さん同様、逆子の足に縄をかけました。それも柱にも縄をかけ、柱がたわむ程の力で。八軒も引っ張り役を手伝わされることに。

親牛は寝転がる形になったわけなのですが、首を固定する部分で窒息してしまわないか心配になるレベル。
タマゴ父が出産口に手をかけてるのがなんか生々しい。
ズルーッと出てくる牛の仔は息をしていない。

「よいしょー!!」びろーんとさかさまにし、「ほれしっかりしろ!!」べちん×6と顔をはたき、「ほれほれほれほれ!!」ぐっ×10と心臓マッサージ、びくんびくんと痙攣する仔。
最後に人工呼吸「ぷーっ」を施し、やっと蘇生する子牛に歓声を挙げる一同ですが、八軒は終始衝撃を受けっぱなし。

動物のお医者さんでもハムテルと二階堂が、大動物ならではの大雑把で乱暴ともいえる程の処置に衝撃を受けるシーンがありますがまあ私にとっても衝撃的でしたよ。
ましてや今回のは、家畜でありしかも次から次へと生まれるような動物。丁寧に繊細にやってる暇などないのだろう。

「どう?八軒くん、生命の誕生って素晴らしいでしょ?」とほほえみかけるアキ母だったが八軒の言葉は…


「グロい。」


いやーこの八軒の顔がじわじわくるのなんの…w

アキ母にもないないないと主張し、呆れるアキにも譲らない。
「鹿の解体は大丈夫で出産はダメって…」
「無理なものは無理!! なんつーか感覚的に出産の方が無理!!」


感動しないのはおかしいとツッコむタマゴにも
「それは畜産農家の傲慢だぁ!!
感動とか押し付けんな!!ダメなもんはダメ!!耐えられん!!」
と震えながら叫ぶ八軒なのでした…

タマゴ両親からも「フラフラしてる」と言われてしまいます。
タマゴ本人はもっとフラフラしてもいいと言われていたことを考えると皮肉だw


本音の男・八軒…ある意味スゲェ…


【荒川弘コメント:思わず好きになってしまう、異性の仕草】
箸の使い方がきれい。


やはり食にこだわりがあるようで。

++++++++++++++++++++++++++++++++

というわけで、八軒、そろそろアキの悩みに迫るかと思いきや人生初の牛の出産に立ち会う!の巻でした。

いやー色々じわじわくる回であった。
このblogで何度か取り上げている通り、作者本人はこの時期第2子の出産を控えていた身でした。
本人コメントからして、9月上旬に生まれていた筈。
なので出産前にもぼちぼち描いていたのかあるいは出産後に描いたにせよ、この回・17話が最も出産日に近い回である筈。


…で、主人公が生命の誕生を目の当たりにして「グロい」と思う回ですよ笑


荒川先生本人は元々家が5人姉弟であり本人が今回産むのも第二子というのもあって、そこまで美談のように「生命の誕生」だのと強く意識しているわけではないでしょう。出産は美談だけでは語れない側面もある。あくまでも普通に通過してしまうイベントでもあるとともに、特に家畜や動物では一層血なまぐささも伴う。
牛の出産もかなり見ているであろうと思われ、自身も2度出産(しかもうち1回は最近)を経験している荒川弘だからこその妙なリアリティと謎の説得力、しかしどこまでが荒川弘本人の思想なのかよくわからない意味深長なシーンだと思います。

出産って結構痛いし場合によってはリスクが高く、決して綺麗事だけではすまされるものでもないので八軒の感想もある意味正しいかも。感動を押しつけるのは傲慢、という部分は特に。
別に女は絶対に子どもをつくらなければいけない!というわけではないし、そんなに産みたいと思っていない女性もいるだろうしなあ。私自身そんな一人です。

鋼の錬金術師5巻でも、出産に立ち会う(ただしエルリック兄弟は悲鳴に怯えるだけで直接立ち会っていない)シーンがありましたが、自身が出産を経験してない時のものであったせいかはわかりませんが素直に生命の誕生を賛美する描写でした。

ところで見慣れていてさほど珍しみやありがたみもない筈の農家サイドが生命の誕生として歓喜をもって迎え、物珍しい筈の一般人八軒がドン引きするというのも、真逆のように思えるのですがそういう場合もあるんでしょうかね。

少なくとも八軒は、もし自分の女房の出産の立ち会いの場に立つことになるとしたら腰を抜かしてしまうタイプに間違いない。リアル出産では腰を抜かしてしまう旦那も少なくないというので、これは仕方ない。
男と女の差が出るんだろうなぁこれは。

【追記】
「馬刺し」と言うタマゴ父に「あらまぁ♡」と笑うタマゴ母、なんなんですかっ!?

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