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【漫画】高遠るい先生のデビルマンGが面白い 

デビルマンG

デビルマンといえば、今チャンピオンREDで高遠るい先生がデビルマンのリメイク作「デビルマンG」を連載中で、これが来月最終回なんだよなぁ。
去年の春くらいに連載開始ときいて面白そうだなー、と思い去年の12月に1巻出てるやんとそれ以降買ってて今年一番面白かった作品なのでさみしいしもっと読みたかったと思ってるんですけど、最初からかなりのペースで話を進めそして惜しみなくキャラクターをサクサク落としていくというスピード感を売りにしていた漫画だし原典もKC版では全5巻だったのでそれに合わせたかもしれないし。
冗長にならずにテンポ良く濃い内容で話を進めてくれた、というのが個人的にも好みでした。


内容というのが、これまた凄い。

デビルマンG主要人物紹介3


元々の永井豪タッチを最大限に生かして描かれるデーモン達。各々「慈悲の一撃」という必殺技を持つ彼らに対しアニメ版の技モチーフの技で戦うアモンが地を駆け空を飛び血しぶきや臓物をまき散らしながら戦うダイナミックな戦闘シーンもあればおいろけもあり、でもやっぱりエログロ多め、コミカルなギャグやイチャイチャラブコメもあれば熱血もしんみりドラマもある…。

しかしそのリメイクの仕方がこれまた凄い。

神を撃退後氷の中に眠っていたのが次々と目覚め地球を再びデーモンの手に取り返さんとした原典でのデーモンに対し、こちらは神によって肉体を奪われ精神だけ時空の牢獄に幽閉されたデーモンが人間の脳を媒介に接触・人間を宿主として地球に帰還するという設定。
原典では何が起こっているのかよく知らず受動的というか、翻弄されてズドドンズドドンという漫画界屈指のトラウマシーンとなったヒロインの牧村美樹が、ここでは魔女っ娘・魔鬼邑ミキになってます。
とはいってもこの魔女っ娘という設定も、原作の魔女狩り・牧村邸襲撃の際に暴徒に対して言った「私は魔女よ」→勿論本当に魔女なんかではないしデーモンでもないただの一般人なのでズドドンズドドンになっちゃう、という流れとは真逆に本当に魔女だった!?と、能動的なヒロインとなっていて、かなりアレンジの効いたリメイクになってます。

不動アキラは人間の姿が顔と黒い服が漫画、ジーンズとベルトと茶髪と漫画アニメの折衷、悪魔態の外見が漫画、必殺技とそしてアキラでなくデーモンアモンの人格と中身がアニメベースとなっていて、漫画とアニメが混ざった設定。

ただアニメと異なり、「ミキちゃんはアモンであることは知らないが悪魔形態を知っている」ので守られたり共闘し、そして3巻ではー!?となります。3巻の表紙が連載開始時「出ない」と言っていたアイツなのには大草原ですが、これもかれも作者にとっても想定外の事態の連続だったという。
そういう想定外の事態の連続ながらも、後に起こる展開も含めアキラとミキちゃんの二人の物語として進んでいるというのが魅力ポイント。

しかもデーモンも漫画やアニメから大量に出てきて共演し、時には合体技も見せてくれるという。

それもデビルマンの枠を越えて魔王ダンテやバラバンバ、そして悪魔じゃないけど獣神ライガーからも総出。
キャラクターの方も漫画の不良達ミーコやアニメの東大寺、チャコ、アルフォンヌ、ポチ校長、ヒムラー(今回はただの人間で登場)、デビルマンレディーからジュンとあおいが、そして魔王ダンテからはアイツがー…。

…と、凄まじいまでの総集結っぷり。
とにかくネタが細かい。全て把握し切れていない所も随所随所にちりばめられているかと。

シチェーションやキャラクター、する側される側の立場を入れ替えての原作の名シーン&名台詞パロディを毎回ちょいちょい挟んでくるのも特徴。鬱シーンもコミカルなシーンに、そして実写版の迷台詞が熱血台詞に!?
こういうパロディって、元とは全く同じにならないようにしながらもちゃんと話の流れの中にピタッとはまるように挟むのって相当高等な技だと思うのです。

予告編の時点でジンメン編でのみんなのトラウマサッちゃんがデーモンな上男を漁っては捕食するビッチ娘デーモンで、早々にジンメンにレ〇プされながら食べられてしまうという「これって人によってはどうなんだろう…(ドキドキ)」な大胆なアレンジっぷり。なんですけれど、1巻の帯で庵野秀明に「あの原作で『こうくるか!』という勇気と決断と知恵に心から敬意を表します。」という激賞をもらってる。、どんなにヒヤヒヤするような大胆なアレンジっぷりでも元ネタに対する綿密な調査と情熱があり、それが読者にも伝わるような面白い設定に改変して面白い漫画を描ける実力があればこそなのかもしれない。「…これはこれでアリだな」と思わせたもん勝ち。
4巻帯に至っては出渕裕監督から、「これはもうあらゆるデビルマンを呑み込む『進撃の悪魔人間!』」との絶賛を貰ってます。
実際5巻はもう、本当にあらゆるデビルマンを呑み込むレベルです。
4巻で途中でぶった斬られた17話「IDENTITY CRISIS」の後半は、元の流れからすると「ああ~」となってしまうような、誰が読んでも衝撃を受ける展開だし、19話「FIRE WARS」は個人的にも漫画上屈指の盛り上がり回でした。アイツが出たー!?というのもある。熱血、というだけではない。パロディシーンが元ネタを知ってると余計興奮するというデビルマンGの中でも最高クラスにキマってるし、エグさもある…という、単独で「面白い」1回としてはトップクラス
そして20話「反逆の戦士」は第1話に立ち返っての更なる衝撃の…。
これ以上は来年の2月に出るであろう5巻を待つしかない。

10月に出た4巻が最新刊なのですがやはり最大の見どころは単行本未収録の5巻掲載分ですなぁ。


デビルマン関連本


この漫画の影響でアニメ版デビルマンも箱買いして、「永井豪ワールド 悪魔事典」や「デビルマン解体新書」も買っちゃいました。

アニメ版デビルマンもめっちゃ面白いやん!
とにかくアニメ版デビルマンはミキちゃん好きすぎ。
一目ぼれして本来の目的を忘れてしまったんですけど、ミキちゃんに対する一途なまでの愛は、人間がなんだ、デーモンがなんだというレベルで。いやはや凄いものを見てしまった。
漫画より明るいというイメージだったんですけど、結構デーモンがおどろおどろしかったりエグい描写が多い。
特にロクフェルによる人間の丸焼きやケネトスによる首人間のいたぶりっぷり。
そしてデビルマンが人間の姿の時に負ったケガは変身するとき引き伸ばされて痛み倍増&そこを突いて敵が毎回同じ所ばかり攻撃する、というのが見ていて痛いったらありゃしない。
人間に対してブラックな考えを持ってるっぽい辻真先さんのスタンスもあって、結構子どもを抑圧する大人社会への皮肉とかブラックなネタも多いですね。ウッドドウ回は自然の逆襲のような内容でしたし。
しかしアニメの女デーモンはイヤモンやエバイン、ファイアムといいカワイイ娘が多いですな。
途中でレギュラー化した「バカ」、ララのキャラは面白すぎてヒロインのポジを食うレベルだったw
ファイアム回最後の、ミキちゃんが目を覚ました時にミキちゃんとタレちゃんを庇ってデビルマンが倒れた時についたデビルマンの巨大なシルエットを俯瞰するという演出がスゴイ好きなんですよ。EDの「今日もどこかでデビルマン」は名曲。マーメイム回の明と見せかけてザンニンだった、というミスリードといい演出がうまい。

悪魔事典の方はwikiのデスプローの項で見かけて買ったんですけど、漫画のモブデーモンにも一匹一匹名前があり合体元の生物があり生態や戦い方がある、という面白い本。これを読んでいると、デビルマンGのデーモンの姿や名前や戦い方も、この本に準拠しているとわかる。悪魔を集めた絵のモブとして1回しか出てこないようなアルビーロウも、地中に住む軟体動物と合体し土のある所ならどこへでも出現するという能力があり、デビルマンGでも反映されてるんすね。Gでは1巻第2話最後の方で「オレが悪魔どもからミキちゃんを守ってやるさ」の所で登場。

デビルマン解体新書はアニメの解説が詳しいということで買った本。
けど、漫画の方も、雑誌掲載時との絵や写植の違い、どこが単行本化の際の描き足しなのかを画像つきでみっちり解説という驚きの充実っぷり。
そしてアニメの方も解説が面白い、シナリオ段階での卜書きでカットされた台詞も時々解説してくれてるんですがカットされた台詞も良いのが多くてシナリオブックも全話分あったら良かったなぁと。シナリオ本も買っちゃったよ。
永井豪によるラフ絵もあってニクスの雪の結晶モチーフがアニメの際に削られた永井豪の元デザイン由来だったり、「イヤモンとバウウ」が「ギャモンとブルガ」になってたりするんですが、そのブルガがラフ時点での名前だったりという細かさ。

こういう細かいネタにこだわる漫画は好きです、来月訪れる最終回ではどんな結末となるのか。

後日、1・2・3・4巻の個別感想も書いておこっと。

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