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【東京喰種】2巻感想 


東京喰種トーキョーグール 2 (ヤングジャンプコミックス)東京喰種トーキョーグール 2 (ヤングジャンプコミックス)
(2012/03/19)
石田 スイ

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東京喰種2巻を購入しました。

↓2巻登場の新キャラの皆さん
2巻

人を喰う怪人である喰種が人に紛れて生きる東京で主人公カネキがとある事情により元人間の喰種となってしまう。人間としての生活を維持するために、そして果たして喰種が人を喰う残忍な怪物なのかそれとも違うのかを判断するために、喰種の世界をもっと知るべく「あんてい」くのメンバーを中心に喰種の世界へと踏み込んでいく…というのが1巻の内容でした。

2巻では新キャラも登場しました。あんていくの幹部ヨモさんや、見た目はキレているが温厚な新宿喰種ウタさんなどもそうですが特に重要なのはヒナミ、亜門、真戸。後者の2人は喰種捜査官という喰種にとって天敵のような存在で、通称白鳩(ハト)と呼ばれ、喰種に対する専門知識と格闘技術、クインケと呼ばれる特殊な道具などを駆使して喰種を始末する。割とイケメンで熱いエリート正義漢・亜門と、見た目は変人で中身も残忍だが実力の高い真戸の2人は、ヒナミ親子を追っていて結果ヒナミは目の前で母親を殺され孤児になってしまいます。

人と関わることに楽しさを見出し肉親の死を悲しむなど喰種の殆ど人間と変わらない面や、喰種に人間が狩られる世界において自分たちの正義のために喰種を狩る人間の両サイドについて掘り下げられているのがこの巻だと思います。
特にヒナミの日記にはホロリ。
また、人間のフリをするために受け付けない食べ物を食べる練習、あんていくでは直接殺さずに済ましたい場合に自殺者の死体を「食糧調達」するなど、喰種の世界でも様々な工夫がなされているなーと思います。自殺者の死体を前に合掌する四方の姿など、なんの因果か人を喰う存在として生まれただけで人格は普通の人間と全く変わらないのだと思わされます。そして意外とあまり拒絶せず喰種側に感情移入しているカネキ。順応早いね。

喰種には身元を隠すためマスクが必要でカネキがマスクデビューしました。威圧感があってカッコええのう。
トーカの私服姿はどれもかわええ。毎回違う服で出るのが楽しみになる。基本的にカネキに冷たいというかドSなトーカですが、この巻からデレを見せ始めます。

【台詞】
◆ウタ
「…ぼくらが人間社会に溶け込むのなんて言っちゃえば
"終わりの ない綱渡り"みたいなもんでさ…
毎分毎秒進むか堕ちるかのギリギリで…
足がもつれたら眼下の奈落へ真っ逆さま…
渡ってきた距離なんか関係なしにその瞬間すべてがパアになる…」

◆カネキ
「だから僕はちゃんと自分の目で見てからどうするか決めます!」

・・・冷たい皮の質感と普段と逆側の目から覗く世界は不思議と僕の気分を高揚させた―



おまけ。表紙裏はトーカがお面に使ってる「カチカチ」なる兎のマスコットなのですが、カチカチ山ってことか。
なぜか好物でウサギが太字。嫌いなものも追加。前回のおまけ漫画は、メインキャラを差し置いて西尾に瞬殺されたモブ・吉田カズオ回でしたが、今回もカズオが輝いてました。爆笑した。生真面目すぎてスイーツも詳細に調べて読み上げちゃう亜門や、スカトロ西尾、大仏マスクカネキとかこういうの面白いな。ちなみに冒頭で捜査官2人が登場するシーンは丸1ページ書き下ろしだった。ラフ絵もいろいろあるのですが、ウタのは一瞬女装しているのかと思って焦った笑

以下詳細感想。

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【東京喰種】1巻レビュー&感想(石田スイ作品) 

東京喰種トーキョーグール 1 (ヤングジャンプコミックス)東京喰種トーキョーグール 1 (ヤングジャンプコミックス)
(2012/02/17)
石田 スイ

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ついに待望の1巻発売!しかし感想を書くのがちょっと遅くなってしまった。2011年の一押し漫画です。反響も大きいようで、1カ月後には2巻も出るそうです。
作者の石田スイ先生は若手。PENISMANというWEB漫画から商業誌に進出した経歴を持っています。
この1巻、綺麗に序章でおさまっとります。カラーが綺麗。カラーでだけイケメンな主人公(ぉ
前半レビュー、後半詳細な感想。

◆東京喰種レビュー

東京喰種人物紹介完全版

ある意味、(元)草食系男子と人肉しか食べない肉食系ツンギレ女子のお話。


舞台は東京。人間を狩り死肉を喰う化け物・「喰種」が存在し、一般にも認知されている世界観。バイオレンスホラー作家・高槻泉の小説をこよなく愛する文系草食系男子な大学生カネキにとっては現実味のないものであったが、喫茶店「あんていく」で出会った女リゼによって人生が大きく変わっていく-。

作中の喰種は「赫子(かぐね)」と呼ばれる触手状の物質を体から出し、人間を捕食する。人間の食べ物は基本的に受け付けず、人肉のみを受け入れる。おまけに死ににくいので自殺もできない。そんな彼らだが、何故かコーヒーは受け付けることができ、喫茶店などでコーヒーを啜る時のみが安堵できる唯一の時間。捜査官と呼ばれる存在に追われながら、受け付けない食べ物を食べては人知れず吐いて人の中に紛れて生きている存在。リゼの事件をきっかけに、小説「黒山羊の卵」の殺人鬼の息子ようにカネキにもまた食人衝動が現れ飢餓と葛藤に苦しめられるのであった。

TGghoul (2)

主人公が純粋な人間でなく、人を害する種族と混血的存在であったり、敵が人を害する種族である漫画はそれなりにありますが、この漫画は主人公が完全に人外サイドとして、人外サイドの視点を中心にして描いています。そても人を食わなければいけないという、どうあがいても人を殺さずには生きていけない存在。食人がテーマの漫画としては寄生獣がありますが、レベルEのコンウェル星人の話に近いです。人外サイド主役の作品を望んでいた私にとっては、2011年3月のミラクルジャンプに登場した読み切りでこの作品の魅力にとりつかれてしまい、9月に連載決定した時は大喜びしました。作中に登場する喰種も様々で、リゼのように快楽殺人的に捕食する者もいれば、西尾のように上手く人間社会に溶け込みつつも喰種に対してすら仲間意識を持たない者もいる。その一方で、一見冷たく見えるが情のあるトーカや、人情味にあふれ元人間のカネキすらをも憐み受け入れる人間好きの芳村のような喰種もいる。基本的に物語は、喰種の中でも穏健派で互いに助け合いながら生きる「あんていく」のメンバーを中心に展開していきます。

単なる残忍な化け物としてでなく、仲間意識を持ち人間に憧れ人間から学ぶ、感情のある知的存在としての喰種を描いています。ただ彼らにとって悲劇だったのは、人を喰わねばならないという宿命。人間が食卓で手を合わせるように彼らもまた、奪う命に罪悪感と感謝を感じながら食するのであり、その根底には葛藤がつきまとう。その描写が丁寧なのも魅力です。作中主人公カネキのモノローグが多々登場するのですがそのモノローグ一つ一つが秀逸。
難を言うなら、アクションシーンの動きでしょうか。ちょっとわかりづらい。

ちなみにこの漫画のもうひとつ見どころなのが、「食欲減退グルメ」または「アンチグルメ」 
人間の食べ物がまずく感じるという設定なのですが、これがまた読者にまで吐き気を催させるくらい凝った表現。
011.jpg
参考までに出すと、
=======================
・味噌汁→濁った機械油
・豆腐→動物の死亡を練り固めたような気分の悪さ
・白米→口の中で糊でもこねてるみたい
・ハンバーグ→豚の内臓でも舐めてるみたい
・パン→固形の嘔吐物
・たい焼き→馬のクソ
=======================

…パンの「固形の嘔吐物」が何気にタチが悪い!!

また、キャラクターも多彩です。ヒロインのトーカは進撃の巨人のミカサっぽい無表情女子と思いきや、ツンデレのデレなしでむしろツンデレ女子で、カネキに言葉でも肉体面でも暴力を奮うドMホイホイです。
アンニュイな表情も汚い言葉遣いも見下すような表情もたまりません。


以下、個人的な1巻感想。1巻ラストのネタバレ、読みきり含む本誌掲載時の詳細感想あり。このくだりには非常に印象に残ったセリフがあるので、画像を掲載しています。

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